パラダイムがそのままでも結果は出せる
CTNブログ岸英光自分自身の生き方、変化、成長仕事、ビジネス、経営、組織づくりスポーツみなさん、こんにちは!
アスリートのメンタルコーチ、パラダイムシフトコミュニケーション®トレーナーの森 美智代です。
私は、文章を書くことがとっても苦手です。
メールの返信にしても、自社のホームページのブログにしても、書くのに相当の時間がかかります。
ですので、10年ほど前に師匠の岸さん(コミュニケーショントレーニングネットワーク®の統括責任者です)に「コーチ・講師は本を書くといいよ」と言ってもらった際も、即座に心の中で”私には無理 ”とつぶやきました。
なんせ500文字くらいの文章を書くのにも何時間もかかっているのですから、書籍にするほどの文章を書くなんて気の遠くなる話です。
パラダイムシフトコミュニケーション®をいろんな方にお伝えしている私ですが、
「伝える手段はいろいろあるといいし、本だといろいろな人に届けられるかも、とも思うけど、文章を書くのは苦手だし、無理に決まっている。」と「苦手、無理」とパラダイム※丸出しの言葉を連発して、自分で自分を止めていました。
パラダイムにやられているときには、「できないこと」しか見えないんですよね。^^;
そのときはそのままやり過ごしてしまいましたが、その数か月後、またまた「本を書くといいよ」という話がありました。
そのときも「本ね、私は文章書くの苦手で!」というと「必ずしも自分で書かなくてもいいんじゃない?」と・・
それを聞いて「そうなの?」「自分で書かなくてもいいんだ。」「だったら出版してもいいかも。」と、
”私には無理”
というパラダイムから抜け出すことができました。
そうすると出版するにはどんな方法があるかを考えられるようになり、
・ライターさんに依頼する
・講演やセミナーを書籍化する
・目標を達成するためにコーチをつけて執筆する
等々思いついた中から、文章を書くのが苦手なまま、コーチをつけて執筆することに決めました。
そこからは、コーチを依頼し、自分がどんなことを誰に届けたいのか、どんな風に書いていくか、といった探究や、内容の精査を一緒にしていきました。
コーチがいることで、自分ひとりだったら止まってしまいそうな状況も、乗り越えることができ、4ヶ月ほどで書き上げることができました。
そして私にとって初めての本が2014年に出版となりました。
それから2019年の初めのことです。
私がコミットした「日本のスポーツ界からパワハラを無くす」に賛同し、一緒に書籍を創りたい、と言ってくれる人が現れました。
そこから一緒に構想を練り、私の体験やいろんな人の話を聴きながら、原稿をまとめることができ、今度は電子書籍という形で出版することになりました。
こんな風に2度本を書けたからといって、「文章を書くのが苦手」というパラダイムがなくなったわけではありません。
「やってみてもいいかも」と思えたことで、誰かと一緒にやるという方法が見え、嬉しい結果を手に入れることができました。(^^)
※パラダイム…価値観の枠組み。詳しくは講座で扱います。