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2022年09月28日

いつも言い出したら止まらない息子の大変化

CTNブログ家族、親子、子ども・親との関係など教育日常生活での気づき、趣味人間関係未分類

こんにちは。大阪在住の山﨑です。
うちには息子が一人います。その息子(4歳)なのですが、こうと言ったらこうする!!自分で決めたい!!思い通りに行かないときは、泣き叫んだり、その場に座り込みを決め込んだりとなかなかの頑固さを持ち合わせています。

先日、新大阪駅近くで食事会がありました。待ち合わせのレストランに早く着いた息子と私は、息子の食べられるものはないかなーとメニュー表を見ていました。すると唐揚げとチャーハンと卵焼きが盛り付けられた新幹線の器が目に飛び込んできました。息子は大喜びで「これにする!!」と決めました。息子は新幹線が大好きなのです。 
 食事会が始まり、息子の前にはキラキラ光るラメ入りプラスチック製の新幹線の器に盛り付けられた食事が運ばれ、息子は嬉しそうに目をキラキラさせながら食べていました。

息子は早々に食事を終えると、「これ欲しい。持って帰る」と言い出しました。
わわわ、、、これあかんやつ。始まった、、、と思いました。
何せ息子は一度欲しいと言い出したら、なかなか止まらないのです。しかも今日は会食なのに、泣いたり暴れたりしたらどうしようと。

私は苦し紛れに
「あぁ、気に入ったんだね。素敵な新幹線だよねぇ。でもお店のやからねぇ」
と言いましたが、私の気持ちうらはらに息子のその新幹線の器への愛はどんどん加速していきました。自分のリュックに入れてきた画用紙とクレヨンを取り出してその新幹線の器の絵まで書き始めたのです。
その絵がまたよく特徴をとらえていて、一目でこの新幹線だなってわかるくらいでした。
息子は一緒に食事をしていたみんなにもその絵をどうだ!と言わんばかりに見せ、その反応にニコニコしながら、新幹線の器への愛をアピールしていました。さらに繰り返し「これ欲しい。持って帰る」と言っていました。

そんな中、一緒に食事をしていた一人が「じゃあ、お店の人に聴いてみたら。この絵と交換してってお願いしてみたら」と言われました。

すると息子は静かに店員さんが来るのをじぃーっと待ちはじめました。そして店員さんが来た時、さっと絵を片手に持って店員さんの前に行き、絵を差し出しました。
店員さんは幼児からいきなり渡された絵を手に取りながら「おっ、よくかけてるね」って言われました。
その時、息子はすかさず「この新幹線ください。持って帰っていい?ぼく、これ欲しい」と言いました。

店員さんは少し間をあけ、
「そうかぁ、ぼくこの新幹線とっても気に入ってくれたんだね。お店に来る子ども達に楽しんでご飯を食べて貰いたいって思ってるんだけど、この新幹線のお皿、お店にも数が少なくてね。もし、この新幹線のお皿をぼくにあげちゃうと他のお友達がこの新幹線のお皿でご飯を食べることができなくなって悲しい思いをするから、とっても残念だけど、ぼくにあげられないんだ」
と言われました。

すると、息子は何も言わずにすっと店員さんの手から自分の描いた絵を取り、くるっと反対を向き、ややうつむき加減で口をぎゅっと紡ぎ、真っ直ぐ自分の席に戻ってきました。

いつもなら、大号泣で「やだあーーーーー!!!ほしいーーーーーー!!!」とか言うので、ハラハラドキドキしていた私でしたが、息子の変わりように私がビックリしてしまいました。

 後から気づいたのですが、息子をこんなふうにたった一言で変えた、この店員さんの言葉、*インテンショナルメッセージになっていたのです。
何度言っても伝わらない事もあるのに、一度でもしっかり伝わる。こんなお互いにとってハッピーなコミュニケーション、すごいと思いませんか。
皆さんにもぜひこのセンスを改めて講座で触れていただけると嬉しいです。

*IM(インテンショナルメッセージ)は連続講座で扱います。

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