自分の「投げ出したい」反応は「気のせい」だと気付く
自分自身の生き方、変化、成長CTNブログ私は以前から自分でも飽きっぽいと感じていて、
目新しいことには、どんどん興味が湧くのですが、
同じことに取り組み続けている時に、
途中で「もう、やーめた!」となりがちでした。
それどころか、
「何で、これを始めちゃったんだろう?」
と根拠もなく後悔気分になってしまう程でした。
色んなことを途中で投げ出したくなるし、
実際に投げ出してきたことも多かったです。
ところがパラダイムシフトコミュニケーション®を学び、
自分の「意図からの行動」と「反応」の違いを観察する中で、
「投げ出さない」選択をすることができるようになりました。
昨年、チャレンジを意図して人生初マラソンに出場したのですが、
走り始めてまだ序盤の時に、
「あー、もうキツイ! 走るの、やめよう!」
「これ、どこに申し出たらリタイアできるのかな?」
と、いつのまにか、そう思ってしまっている自分でした。
ところが市民マラソンの序盤って、
とにかく大勢で、ぎっしりと「密」な状態で走っているので、
自分が止まることが周りにとって、かなり迷惑な状況なんですね。
そこで、もう少し走って、出場者がほど良くバラバラになってから
スタッフにリタイアを申し出ようと思って走り続けている時に、
走りながら、ふと、「私は、走るのをやめたくなるくらい、
一体どこが、どのようにキツイんだろう?」
と思いついて、走りながら自分を観察してみました。
息が苦しいのか?
いや、序盤だし、息は全然、苦しくない!
足のどこかが、痛いのか?
足を使って走っているけど、足は、どこも痛くない!
子どもの頃、走っていて脇腹が痛くなったことがあるけど、
今は、脇腹も、お腹も、身体中、どこも痛くない!
……あっれ~~~~~っ???
「キツイから、走るのやめよう!」と思った私でしたが、
息も苦しくなく、身体のどこも痛くないのに、何がキツイのか?
ただ漠然と、キツイ! やめたい! 投げ出したい!となっている
だけで、そもそもキツくないじゃん、気のせいじゃん!
そっかー、気のせいかぁ~~~!
と、自分でも可笑しくて、笑いが出てきました。
そして、キツイと思うのは「気のせい」と気付くことができたことで、
・競争率が高くて、以前、抽選に外れた体験があることから、
今回は出場権を手に入れたくて「ふるさと納税」までしたこと、
・その日、仕事と重なっていたけれど、
ワザワザ後輩に時間をかけてレクチャーして委任してきたこと、
…などを思い出し、これは、「こんなところで、
体調も悪くないのにリタイアしている場合じゃない」
と思い返し、走り続ける選択をすることができました。
正直言うと、その後も、
「キツイ、ここらへんで、やめようかな?」
という思いが何度か(何度も?)湧いたのですが、
その度に、「息が苦しい? いや苦しくない!
どこか痛い? いや痛くない! じゃあ、キツくないじゃん!」
と一人漫才のように自分の中で掛け合いしながら、
自分が意図していた25kmまで走り続けることができました。
自分の「気のせい」な「キツイ」という思い(反応)に気付けたことで、
無事に目標達成した体験でした。