今、できることをしよう。
CTNブログ自分自身の生き方、変化、成長日常生活での気づき、趣味こんにちは。斎藤 幸子@仙台出身、札幌在住のフルート愛好家です。
この記事を書いているのは3月末ですが、今、新型コロナウィルスが
世界中に感染拡大しています。1日も早く、終息することを意図しています。
北海道では2月28日から3月19日まで、知事から緊急事態宣言が
出されていました。最初の週末は外出自粛の要請があり、私も全ての予定が
キャンセルになりました。そのため、ずっと自宅で過ごしていた日曜日の朝に、
スマホが鳴りました。
あ!
中学で吹奏楽部に入っていた時の、元顧問(仙台在住)からでした。
先生「さっちゃ〜ん、元気?
大変なことになったわね。」
昔から変わらない、ハリのある元気な声が聴こえてきました。
私「は〜い。元気です。」
先生「声聴いたら、元気ってわかるわ~。」
「仙台でも感染者が出たのよ。」
「(出演予定の)合唱団のコンサートが
2つキャンセルになっちゃってね・・・。」
私「そうなんですね・・・。」
受け取りながら、聴きました。
すると・・・。
先生「さっちゃん、フルート続けてる?
続けていてくれて、本当に嬉しい。
コンサートは?今年は何吹くの?」
私「ありがとうございます。
続けてますよ〜。
今年は・・・。バッハのフルートソナタ吹きます。」
先生「あら〜、いいわね。
ずっと続けてね〜。」
私「ありがとうございます。
先生もお大事にしてくださいね。」
中学を卒業して、30年以上たちました。
先生とは年賀状のやりとりをずっと続けていて、帰省した時には数年に1回、
お会いしていました。さっぽろ雪まつりを、ご一緒したこともありました。
でも、こんな時に連絡をくださったのが、とても嬉しくて・・・。
電話の後に久しぶりに吹奏楽が聴きたくなって、CDを探し出しました。
中3の時に吹奏楽コンクール宮城県大会で演奏した自由曲が
聴こえて来たとたん、涙が出て来ました。
何年たっても、どこに住んでいても、つながっている。
なんて幸せなんだろう。
CDから聴こえてくる曲を、中学生の頃を思い出しながら
幸せな気持ちで聴いていると、フルートを吹きたくなりました。
フルートは音がより遠くに伝わる楽器なので、アパートの部屋で音を出すことは
できません。そのため、普段はカラオケボックスや貸しスタジオなどで練習しています。
でも今は、自粛の要請のためそれもできません。
ふと我に返ると、
「どこで練習すればいいの?できない!どうしよう!」という考えが浮かびました。
さらに…。
「レッスンは予定通りあるんだろうか。」
「今年のコンサートは開催できるんだろうか。」
「これからいったいどうなるんだろう…。」
と、考えれば考えるほど、どんどん不安になってきました。
不安で落ち込みそうになった時、コミュニケーショントレーニングネットワーク®で
学んだことを思い出しました。「不安だけどやる」でも「不安だからやらない」のでもなく…
(詳しくは、コミュニケーショントレーニングネットワーク®の連続講座で学ぶことができます)。
不安・・・。
そして、不安はあるままで、
今、できることをしよう。
すると、いろいろできることがあることに気づきました。
・電子ピアノで、ヘッドフォンをかけて曲の伴奏を練習する。
・伴奏を弾きながら、心の中でフルートのパートを歌う。
・フルートを組み立てて、指の練習をする。
などなど、音が出せない環境の中で、新しく編み出した練習メニューをやってみました。
不安な気持ちは変わらずありましたが、1つ1つの練習をすればするほど、
やり甲斐を感じるようになってきました。
音を出さなくてもできる練習、まだまだあるかも。
私は今、皆で音楽を楽しむことのできる日に向けて、今できる練習を思いっきり
やっています。