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2020年07月15日

組織の雰囲気を大きく変えたのは「観察すること」でした。

CTNブログ岸英光自分自身の生き方、変化、成長

 

こんにちは。
IT系会社で人事をしているMと申します。

コミュニケーショントレーニングネットワーク®のコミュニケーションセンスに触れ続けて4年が経つのですが、
半年前に今の会社に転職をしました。

転職当時、人事マネジャーのポジションをいただき、
新しい役職・仕事をとても楽しみにしつつ、入社初日を迎えました。

ただ、入社をしてから、
「なんか組織の雰囲気がおかしいな…」と感じる場面がいくつかありました。

例えば、
・入社初日に歓迎ランチがあると聞いていたのに、
10名近くいるメンバーのうち、1名しか参加しない
・長くいる既存のメンバーと、最近入社した他のメンバーの間に、ほとんど会話がない
・私の部下にあたるメンバーに業務の状況を聞いても、
「私に聞かずリーダーに聞いてください」と拒まれる

といったことが起きていました。

 

また、部内でいつもよく話をしている2人組がいて、
他のメンバーや上司のことを悪く言う、ということも頻発していました。

例えば、部長がトイレに行こうと部屋から出ると、
扉が閉まったすぐ後に、
「◯◯さん(部長)からこんなチャットが来てさ〜。ありえないよね〜」
「この指示ほんとに意味わかんないんだけど!」
と、本人のいないところで、その2人がああだこうだ言い合う、
ということが何度もありました。

そして、部長が部屋に戻ってくると、
話がピタッと止まり、何事もなかったかのように仕事に戻り、
でも、その様子を私含めた他のメンバーが見ている…という状態でした。

入社後、数週間その状態が続いたこともあり、
私自身も、居心地の悪さや、他のメンバーへの話しかけづらさ、
「席を立ったら今度は自分が何か言われるかもしれない…」
といった怖さ、などがあって、
他のメンバーたちもどこかお互いを警戒し合っている様子でした。

いよいよ、その2人に対して、
どこかでビシッと「止めなさい!」と言わないといけないか…
と、いう思いもあったのですが、
コミュニケーショントレーニングネットワーク®の講座で

「まずは何が起きているか、を掴むのが大事」と言っていたことを思い出し、
直接2人に指摘したい気持ちをグッとこらえて、
まずは、何が起きているかの「観察」をすることにしました。

組織やチームに起きているコミュニケーションや、
部内の雰囲気など、いろいろと観察を続けていたのですが、
そうしているうちに、あることが分かってきました。

それは、

2人組を含めたメンバーのみんなが、
言いたいことはあるけど、
「どうせ言ってもしょうがない・改善されない」と思っている

ということでした。

例えば、
メンバーから、リーダーに対して「これを改善してほしい」と言っても、
リーダーが他の業務を掛け持ちで忙しすぎて、結局対応ができないままうやむやになる、
ということが起きている。
一方で、組織の規律を守るために、自分の上司を飛び越えて話をしないように
役員からメンバーに対して、繰り返し伝えられていた、という事実があるから、
リーダーを飛び越えてマネジャーに改善してほしいことなどは言いづらさがある、といったことが起きていました。

そういったことが、結果的に、
「どうせ言ってもしょうがない」「今の現状が変わるわけない」
といったメンバーの気持ち・思いになり、
「この指示ほんとに意味わかんないんだけど!」
という2人組の発言にもつながっていた…といったことが観えてきました。

それが観えてから、「ちゃんとメンバーの声に耳を傾ける組織にする必要がある」
という想いが私の中にも出てきて、
実際に色々と手を打って行きました。

・チームミーティングの場で「何か些細なことでも気づいたことがあればぜひ言って欲しい」
とメンバーに伝える
・リーダーの業務を調整して、メインの業務に落ち着いて取り組めて、
メンバーとも対話ができる状況をつくる
・観えた状況を上司に伝え、メンバーから上がってきた改善案について
すぐに変えられるように連携して動いていく

といったことを行なっていきました。

その結果、
メンバーが何か困りごと・改善案があった際に、ミーティングや普段のコミュニケーションの中で
すぐに話を上げてくれるようになり、
私やリーダー、上司と一緒に案を検討して、変えていく動きを実際に取っていくことができるようになりました。

また、そうした動きを続ける中で、
「最近、言ったことについて、すぐ動いてくれるからとても嬉しいです」
という声を複数のメンバーから耳にするようになりました。

結果的に、2人組が他のメンバーや上司のことを悪く言っていたことも、
上記の手を打った日から、急激に減り、ほとんど耳にしなくなっていき、
他のメンバーからも、「最近、部の雰囲気いいですね」といった声や、
「仕事がやりやすくなった」という声も増え、
みんなが働きやすい職場・組織に変わることができました!

 

まずは「観察」をしてみることが、
結果やパラダイムシフトに繋がるんだなあ、と感じた体験でした。