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2021年08月25日

やりたかったことをやれる部署を現しちゃいました!!!

CTNブログ仕事、ビジネス、経営、組織づくり

わたしは東京在住の田中といいます。メーカーに勤務しています。
先日、勤務先に新しい『社長直轄の本部』が新設されました。
そこは、未来の地球環境を保全し、さまざまな社会課題に取り組むことで、将来の世代が安心して生きていけるように今を使う、そのような長い視点を持つための部門です。1年2年後のビジネスの成長を見るだけではなく、30年50年先に社会やわたしたちがありたい姿を描いて、会社の活動全体がそこに向かうようにする。その統括部門が、忽然として出現したのです。まったくの新設で「こんなことがあるんだ・・・」と驚くのと同時に「うわー、いいなあ、そこ行きたいなあ!」と、心の中で叫んでいました。

今まで、キャリアの半分以上を『環境管理の本部』にて過ごしていました。
「工場を指導する傍ら、ずっと挑戦してきた『事業への働きかけ』を、そこなら思い切りやれるではないか!そして、そもそも新設本部の仕事は、会社全体の変革をやることだ。会社にとっても、自分にとっても、千歳一隅のチャンスかもしれない。ここに異動できたらなあ」と、勝手にどきどき、わくわくしていたら、なんと!ほどなく、その『社長直轄の本部』への異動が決まりました。

しかも、その新設本部の中でも、やりたかった『経営の方向づけ』の指揮をとる、いわば『ど真ん中』の戦略課への配属です。自分からは異動の希望も一切していないので、本当にびっくりでした。

「起きていることを感じ取り、自分がすることを言葉にし、その自分で生きていると、自分の生きている世界の方から、自分にぴったりの場所をくれたりする」
今回は、それを体験しました。
自分の生きている世界が「自分にそれをやれ」とコミュニケーションしてきた感じがしました。

 

 

◆ ◆ ◆

新設部署では、何をどうしていくか、具体的には何も決まっていないので、走りながら創作していきます。新メンバーで話し合うなかでわたしは、事業をつかさどる本部のひとつひとつに「まず、どのような変容が必要となってきており、どんな姿を創っていきたいのか、わたしたちが説明してまわりましょう」と何度もそれを口にしました。
すると、『事業の将来世代化推進』のリーダーの役割が与えられました。わたしの生きている世界はここでもわたしに「自分にそれをやれ」と言ってくれているかのようでした。

そして、複数ある事業サイドの本部へ、部長とともに趣旨の説明と協力依頼の行脚をしていくことになりました。しかし、一番はじめの事業サイドへの説明で、大事件が。

事業サイドのトップからは「何をするのかわからない」「このままでは協力できない」といわれ、おまけに身内ととらえていた部門と現部署との見解の違いが会議の席上で明るみになり、打ち合わせを再設定することになりました。

すると部長から、「こんな準備の仕方では、後がなくなり、失敗しちゃう。会議に臨む前にスタンスをそろえておく必要がある。会議の準備のスタイルをこれからは変えてほしい」と言われました。

 

 

でも、わたしは「関係者間の完全な事前協議」や「成功の確信をもって進める」という方法に囚われるときではない。「今は、コミュニケーションで新しい関係を創っている過程」だと思いました。コミュニケーションによって、それぞれの部門において理解や想定が同じもの、違うものが現れてくる。それをお互いに出しあって、感じて、共有してみると、共通の大きなものに向かって一緒に歩める土台が、生まれてくる。そんな関係をまず相手と創り、分断した部門間をつなぐ。これらのことをわたしは事業サイドとやりたかったのだ、と改めて気づきました。

そこでわたしは部長に、
「ここで『やり方』を優先されますと、わたしたちの目指す推進は止まってしまいます。」

「わたしは、今日の打ち合わせで、それぞれに何を感じているのかを共有でき、我々がやることがどんどん明確になってきており、失敗のみとはとらえていません。そしてこの歩みを遅らせたくありません」

「わたしたちは、この会社では全く前例のないことをやっています。もし今まで、全員が同じものを観えて進んでいたのなら、この部署は新設されなかったと考えます」

「今は部門間で違うところと同じところを明確にして、互いをつなぐことに役割と価値があると思います。齟齬が出るのは当たり前かもしれません。そのうえでどうやったら協力していけるのか、ぜひ部長にもご意見をいただければ嬉しいです」と伝えました。

すると、部長自身も「そうね・・・考えてみればわたしも、今までいくらでもこんなことをやってきたわ・・・」とおっしゃいました。この会話が一つの転機になり、それからは互いに知恵を出し合い、それぞれの立場でそれぞれに進める行動が組み合わさるような関係になっていきました。

こうなると仕事が面白い!
先週も部長が「まあ、失うものはなにもないし、イレギュラーだけど役員の大ミーティングを仕掛けちゃおう」と。それに対して「わたしも失うものなんかないですよ」と返事し、まるでお互い、いたずらっ子になって冒険に出発するかのような、うまい具合に関係が変化してきているのを感じています。

 

 

以前のわたしだったら、もといた環境部門については、組織上の限界があることを嘆き、どうせそういう会社だからとあきらめて『やらされサラリーマン』を自認していたかもしれません。また、新しい部長から先述した苦情をいわれたら「保身に走るつまらない人だ」と相手をみなして「自分が正しい!」という立場から対立し、物別れのまま過ごすことを選んだような気がします。

単身赴任で大阪にいた3年間、ふと友人から「参加してみない?」と言われて、覗いてみたのがパラダイムシフトコミュニケーション®の講座でした。そこで出会ったのは「生きている世界の方からぴったりの場所をくれたりする」「コミュニケーションこそが新しい関係性を創る」のような『コミュニケーションの力』でした。以来、多くの人とご一緒にそれを探り、味わって、よりパワフルになる体験を重ねています。みなさんもご一緒に、またとない体験をしてみませんか。