もう離婚!? 諦めからの新しい夫と私

みなさんこんにちは。
沖縄県在住の保育士をしている石川です。
今回は コミュニケーション・トレーニング・ネットワーク®（以下CTN）の 講座に参加した私の体験について話をします。

結婚当初「いい妻になろう」「いい母になろう」「いつまでもいい夫婦でいたい」
と意気込み、いつの間にか自分だけが家事、育児、掃除、料理、洗濯をやっている状況になってました。

夫も家庭の一員なんだから一緒に家事をやってもらいたい。
いくらなんでも、この関係はおかしい。そう思う日が多くなっていきました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
その時点で建設的な話し合いができればよかったのですが、
会話する前にすでに私は不機嫌、不満、イライラ、怒りモード。

そうこうしているうちに家事だけでなく、
子育て、親戚問題、金銭面等も加わり、喧嘩はどんどん増えていきました。

そんな感情的な自分も嫌で、
どうしたらいいか、まったくわからなくなってしまいました。

 

そんなときに知人から
CTN の講座を紹介してもらいました。

受講開始後、講座で学んだことを日常で実践しました。
けれども何故か夫に対してだけは、
なかなか素直に実践できなかったのです。

ついつい家事や仕事を優先して、夫と向きあうことから逸らしたり、そこから逃げてました。

 

ですが、講座の回数が進んで、次々に探究することが増えていったとき、
あることに気づきました。
課題に取り組まないようにする「私」がいることに気づきました。

そんな自分の姿をみることが転機でした。

そして
課題に取り組まない抵抗している自分、逆に夫との関係を創りたい自分も、
どっちも認めてあげる、そんなことを生活で少しずつ実践してみました。

すると、
いつしか自然と自分を責めなくなり、
夫も責めなくなりました。

ある日のことです。

夫はそこにいます。
帰宅後youtubeを見ている夫。
お風呂に入った夫。
食後、座って会話する夫。
ニュースを視聴する夫。
寝転ぶ夫。
映画鑑賞する夫。

ただそれだけ。
そう。ただそれだけ。

フッと時の流れが緩やかになり場の雰囲気が変わりました。

私は勝手に頑張ってたんだ。
夫に期待し、手伝わないことを非難していた。
相手への批判や怒りの感情でいた。
そして私自身の中に 「有能でありたい＝存在価値」の価値観が あること、
自分の価値観で他者を評価している自分に気づきました。

「夫がいる。」ここにいる。 命がそこに在ると知った時、 苦しいほど胸が締め付けられました。
今までの私は彼を真っ直ぐ見ていなかった。
私の価値観や私の常識、私の理想にまみれて、感情的になり 彼といなかった。
上っ面のコミュニケーションで生きてきた自分が情けなくなりました。

そして今まで変わらずそこにいてくれていた夫に感謝とごめんなさいが込み上げました。
そのことを夫に伝えました。泣きはらした後、 暖かな優しい光に包み込まれたようでした。
新しい感覚にすぅーっと引っ張られ、気づけば夫との関係が望んでいたもの以上になりました。
修復や改善ではなく、 結婚当初に戻ったわけでもない。 まるで新しい彼に出会ったような感覚です。

私自身の見えにくい本心がわかるようになり、そこから会話できるようになりました。
夫は、自身が今日必要だと判断した家事も含め、家庭の運営に関わるようになっています。

講座で学んだことは、 ノウハウでもテクニックでも会話術でもない、存在の在り方の探究でした。
私はただ講座で出される宿題に取り組んだだけ。

もし私と同じ悩みをお持ちの方がいらっしゃれば、
その方の人生の前進と結果を意図して、シェアさせていただきました。
新しい生き方を学んでみませんか。