ただ会話を受け取っていただけで高齢のお袋が未来を観はじめた♪
介護、福祉福祉CTNブログ家族、親子、子ども・親との関係など自分自身の生き方、変化、成長日常生活での気づき、趣味自分はコミュニケーショントレーニングネットワーク®に触れ始めた2019年から、どんな相手であってもその人の言うことをただ受け取るという立ち位置でコミュニケーションをしています。
昭和11年生まれ(今年88歳)のお袋は実家で独り暮らしをしています。
片道1時間ちょっとなのでひと月に1~2度くらいは実家に帰っていますが、会話する際は、まずは肯定も否定もせずにただただお袋の言うことを受け取るようにしています。
そして、お袋の行動がナイスだったりお袋に良いことが起きたりすると「おぉ、素晴らしい!」「わぉ、素敵!」って感じで、その結果をお袋と同じ目線で素直に認め合っています。
そんなコミュニケーションをし始める前のお袋は、年々と年齢相応に身体能力が低下し、外に出ることも減りました。
明るく元気なお袋がなんとなーくほのかにそうではなくなりはじめている感じがありました。
でも、ただ受け取るコミュニケーションをはじめてしばらくしたら、どんどんと元来のお袋っぽくなってきて、家の中の空気感が変わり、雰囲気が良くなってきたんです。
そんな中、昨年2月にお袋は家の居間で慌ててうっかり転んで大腿骨の付け根を骨折してしまいました。高齢者にはよくある家庭内事故だそうですが、入院してチタン合金で大腿骨をつなぐ手術を受けました。
コロナ過の最中に親父も同様の事故をやってしまい、手術→入院→リハビリのプロセスで家族に会えないままだんだんと元気がなくなり認知症が進んでしまって、そのまま家に帰ることもなく亡くなってしまったので、お袋もそうなっちゃうのかもなーと覚悟めいたものをしていました。
ところがところが、お袋は術後も医者の言いつけを守り、リハビリにも前向きに取り組み、施設のスタッフたちとも仲良しになり、「黙ってても食べ物は出てくるし、ゆっくり本や新聞が読めるし、みんなが優しく丁寧に接してくれるので良いわねぇ」なんて調子で、まったくの新しい体験や違和感を逆に明るく楽しんでいました。^^
そして、さらにその後のお袋は、
デイケアにも通い始めエクササイズを積極的に行い、
長いこと緑内障で視界が相当ぼやけていた両目のレーシック手術を受け、
スーパーへの買い物もひとりで行くようになり、
料理もまたするようになり、
温泉に行きたがったり、
などなど、お袋が自発的にそんな行動をしはじめたんです。
そうなんです。
これって言ってみればお袋が未来を観はじめたから起きてきたことなんですよね^^
何よりもお袋らしいお袋がまた現れて、家族全員が喜んでいます!
ただ話を受け取っていただけなのに、お袋は未来を見るようになり、元気になり、身体機能も回復し、行動力も高まり、家族が幸せになったという、たくさんの良いことが連鎖的に起きてきた。という話でした。
そんな結果を得たりすることができるコミュニケーションのセンスにみなさんも触れてみませんか。