Z世代Y世代とのコミュニケーション
CTNブログ仕事、ビジネス、経営、組織づくり人間関係こんにちは、X世代の田口です。
仕事では、Z世代やY世代の育成に力いれている日々です。
さて、Z世代やY世代の特徴とか耳にするけど…
実際に教育したり、コミュニケーションすると難しく感じることないですか?
私は、管理者なのでZ世代に直接教育こともありますが、Z世代を育成するY世代を教育することの方が多いです。
Y世代やZ世代の背景や特徴を知識として知っていても、コミュケーションしてみると「結局は自分次第だな~」としみじみ思います。自分がどれだけ相手との会話の時間をしっかりと向き合って一緒に居ることで、コミュニケーションが変わることを体験しています。
先日、Y世代のAさんよりこんな相談がありました。
Aさん「最近の後輩は、破損した物品を上司の机の上に置くだけだったり、メモを書いても自分の名前を書かないで提出するんですよ~その物品がどうして置かれているのか、誰が置いたか探すところから始まるから困ります。」
私「んーーーどうしてかね~困るね~メモが必要なことを伝えている?」
Aさん「伝えてますよ~でもできないんですよね~」
私「そっかーー。普段はどんな時にメモをとると思う?その後輩たちは」
Aさん「何か教えてもらった時とか…かな」
私「そうね~今の後輩達の世代って、『自分』にとって意図があって、誰かに伝える時や、『自分』のために必要な時はすっとメモをとることはできる子が多いかも。
その子たちの教育を受けてきた背景を考えてみて。自分の為に周りが用意してくれることが多かったよね。パワーポイントの活用であったり、資料も沢山ある中で勉強するよね。それに自分が欲しい情報だけ探ることはとても得意よね。そんな、『自分』にベクトルが向きやすい子たちが次の人の行動を考えて何をした方が良いかを選択するのは苦手かもしれないね」
Aさん「なるほど~確かにわかります。その子たちの目線がみえました!最近は、怒ってはダメと言われるし、なんて言って伝えたらよいかいつも悩むんです。でも、なんか背景がわかれば伝えられそうです」
私「じゃ~なんて伝えてみる?」
Aさん「メモの意味を伝えてみる。どんな時にメモを必要としているのかとか、相手の時間をそれだけ使わせてしまうこととか…次の人の行動にどう影響するかわかるように関わると良いかも」
私「それ効果的かもね。やってみても良いかもね」
Aさん「やってみます」
こうやって、記載すると一見、「知識から会話した」ようにみえますが、会話している時に自分の知識を意識して「何てアドバイスしようか」などは一切考えていません。私が大事にしていることは、話している相手とその時間をしっかりと一緒に居ること。そうすると、これまで入ってきた知識が必要な場面でするすると出てきます。「何て指導しよう」「何てアドバイスしようか」と考えていると、それは「相手」にベクトルが向いているのではなく、実は「自分」に向いているのです。
まずは、相手としっかり一緒に居て、会話すると相手にとって必要な会話が見えてきて、今までの知識が必要な場面で発揮されます。
今回に関しては、Y世代に対してメッセージが届く会話をし、Z世代にも届く会話を考えてもらいました。
これまでの知識や経験でコミュニケーション力が高まっていくことも多くあると思います。でも、知識をしっかり入れた上で相手と一緒に居るセンスをトレーニングすることも大事かも。
知識+トレーニングをする場を自分から掴みにいくことで、世代を超えた良いコミュニケーションに繋がりますよ~。
皆さんもぜひぜひ体験してみて(*^^*)