背景が与える影響
日常生活での気づき、趣味仕事、ビジネス、経営、組織づくり人間関係CTNブログ岸英光講座・イベント情報、報告、講座に参加して自分自身の生き方、変化、成長こんにちは。
コミュケーショントレーニングネットワーク@連続講座主催&
パラダイムコミュニケーション®トレーナーの金澤です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
このブログが、2022年最後のブログとなります。
最後までお読みいただけましたら嬉しいです。
年の瀬もせまり、今年も残すところあとわずかとなりました。
皆さんにとって2022年はどんな1年でしたか?
今日はこの年末にあった会話から気づいたことについて書かせていただきます。
「どう思う?」という言葉を投げかけられた時、
皆さんはどのような対応、または返答をしていますか?
実は先日とあるサービスについて伺う機会があり、
その際「どう思います?」という言葉を投げかけられた私。
この言葉を投げかけられた瞬間、さっきまでのサービスの話はどこかに飛び、
『投げかけ』とも『問い』ともとれる曖昧な言葉に対し「ん?」となり、
あのことだろうか、それともこのことだろうか、と思考を巡らせていた私は
すぐに返答することができませんでした。
本当は「ん?」となった時点で相手に確認したらすむことなのに。
この時はそれが出来なかったのです。
この体験をきっかけに
「どう思う?」または「どう思います?」という言葉を投げかけられた時、
普段どんな対応や返答をしているか、自分自身を振り返ってみました。
会話の中で評価を言葉にすることが多いAさんや
他人のこと(情報)をとにかくよく知っているBさんから
「さっきのあの話、あれどう思う?」と聞かれた時、
自分の中に何かが浮かんでいても話さない、または話せなくなる私。
一方、普段から互いに思っていることを話せるCさん、Dさんから
「どう思う?」と聞かれた時には、
「何に対して」とか「こう感じた」など、
躊躇なく考えていることを言えてるし、聞き返すこともできます。
また家族から「どう思う?」と言われた場合は、
相談なのか、聞いて欲しいことがあるのか本人に聞いています。
これは過去に自分の考えを言って「もういい」と言われた体験から学んだこと。
だから「どう思う?」と言われたら
「どう思うって何に対して」と確認してから言葉にするようになりました。
こうみていくと同じ言葉を投げかけられても
相手との関係性や過去の体験、会話の内容によっても
対応や返答が異なっていますし、
相手にどう思われるんだろう、
陰で何か言われるんじゃないか、
そんな思いや考えが湧いてくる場合は
相手の反応を見ながら話す内容や言葉を探しているので、
コミュニケーションが不自由になっている私がいます。
会話していても楽しくありません。
時間の無駄遣いもしています。
逆に、何でも持ち出しあえる相手や場・空間では、
あれやこれやと思考を巡らせなくても
思ったことをそのまま伝えたり、受け取れたり、
言葉やアイディアがどんどん浮かんできてあっという間に時間が過ぎます。
振り返ったことでみえてきたこれらの違いは
言葉そのものではなく、私自身にある背景が無意識のうちに「パラダイム」を創り出し、
その「パラダイム」が反応し、対応や返答に影響していたのです。
もし「パラダイム」という観点から自分を振り返ってみなければ、
あなたが曖昧なことを言うから会話がややこしくなっちゃったんだよ、とか、
何かと面倒くさい人だから余計なことは言わないでおこう、とか、
私の理解力がないから会話が成り立たないんです、として
誰か(自分・相手)を責めたり、何か(自分・相手)が悪いから
ダメなんです、としてしまっていたかもしれません。
※パラダイムとは、自分で「決めたつもりも、信じたつもりも、検討した覚えもないし、
意識したこともないのに、それに基づいて感じたり、考えたり、行動してしまっているもの」(by岸 英光)です。
※「パラダイム」については、2023年春開催の体験講座でご体験いただけます。
この探究を通してみたこと、みえてきたことを活かし、
2023年はニュートラルな自分で様々な方とのコミュニケーションを楽しみます。
最後までブログをお読み下さりありがとうございました。
2023年、皆様にとって良き年となりますことを意図しています。
来年も本年同様、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い致します。
それでは皆さん、
よいお年をお迎えください。