我が家の緊急事態、そして、新しい生活様式
CTNブログ岸英光家族、親子、子ども・親との関係など自分自身の生き方、変化、成長日常生活での気づき、趣味介護、福祉皆さん、こんにちは。
コミュニケーショントレーニング北海道の金澤です。
2020年も前半が終わり、残すところ半年となりましたね。
「新しい生活様式」を取り入れながら、日々、どのようにお過ごし
このたびの新型コロナウイルスの感染拡大を抑える対策として、
北海道では2月28日に緊急事態宣言が発令され、外出を控えるよ
その2週間前にあたる2月中旬から6月初旬までの間、
実家の両親の救急搬送、入退院が立て続けに起き、我が家の緊急事
「コロナのことで、今日から面会出来ないんだって」
術後で寝たきりの母からの電話でした。
「えっ?昨日面会に行った時は、何も言われなかったよ。
事前にわかっていたら、着替えとか多めに持っていけたのに。でも
その日から、荷物の持ち込み、担当医との面談の際には、結構複雑
さらに、病院に出向くたびに、手続きや対応が異なりました。
「昨日はこうだったのに今日は違うんだ」、「さっきこう言われた
最初のころは、こんなこともしょっちゅう。現場の混乱が様々な場
新型コロナウイルスという、いまだかつてない体験、状況、環境、
こんな時に自分が出来ることは、現実を受け入れ、今に対応してい
そして、5月はじめ。
父が倒れ、緊急搬送されました。今年2度目の入院です。
3月に父が入院した時は、母も別の病院に入院中。
でも今回は、父がいない。ということは、家には母一人。
要介護の認定を受けてから、母が一人で生活したことは一度もあり
色んな場面を想定し、家族と話し合った結果、「家で一緒に暮らす
20数年ぶりに母と一緒の生活がスタートしました。
日が経つにつれて、互いの中に、甘えが出たり、我が出たり、不自
開放されたくなったり、今までの生活を求めたり、ということが幾
これまでドキュメンタリー番組などで介護の場面を観ては、
「そのうち自分もその時期がくるんだろうな」と想像はしていまし
それはあくまで想像の世界で、実際に体験してみると、
いかにリアリティーがなかったか、他人事だったかを実感しました
朝起きる時間、着替えのタイミング、食事の時間、量、観たいテレ
母が自分で出来ることと出来ないこと、母が自分でやりたいこと、
言いたいこと、やって欲しいこと、聞こえないふりをしたい話題、
自分の親であっても、どんなに実家の近くに住んでいても、
ほぼ毎日会っていても、知らない事が山ほどあって。
「知らないことはあって当然だよね!」と頭ではわかっていても、
母も家族も過ごしやすいように、と思う反面、
じわじわと湧いてくる、怒りや焦り、不安や心配、期待や絶望、そ
そして、自分の要望や湧いている感情を相手のぶつけ合う、そんな
今までの生活の中に、母との生活を無理やり組み込もうとしていた
『反応や感情、心身の状態』や『過去のパラダイム※』に支配され
頭と心は、ぐちゃぐちゃ、ぐるぐる、体は疲弊、
現実や物事を適切に扱えない状況になるということを再体験しまし
いや~な自分に気づけたり、そんな自分がいることを認めることが
自分を客観的に観るようになったり、
現実や物事を適切に扱えているかどうかを感じられるようになった
このコミュニケーショントレーニングネットワーク®で、人や物事
パラダイムシフトコミュニケーション®のセンスとスキルのお陰で
ここで出会った皆さんの存在と皆さんの体験をシェアしていただい
一時は危険な状態だった父も、先生や看護師さんをはじめ、多くの
退院することが出来、現在、自宅にてリハビリ中です。
2020年前半の体験をここからの未来にいかす自分で、
家族と両親の体調、予定をマネージしながら、
皆が幸せに暮らせるための『新たな生活様式』を再構築、再創作し
最後までお読みいただきありがとうございました。
※ パラダイム…価値観の枠組。詳しくはパラダイムシフトコミュニケ