田中泰雅さん(赤ちゃんとお母さんを救う産婦人科医師)
参加者の声山口
「世の中には、どうにもならない出来事がたくさんあり、適当なところで折り合いをつける」そんな生き方があります。
私もそうしてきました。
ところが「生まれたばかりの赤ちゃんが、目の前で遺棄される」という耐え難い事態に遭遇し、このとき初めて『この子だけは何とかして助けよう。
「可能か」なんてどうでもいい。
道がなければ、道すら創ってしまえ!』と、その子を救うために、生まれて初めて、政治家と折衝し、厚生労働省と交渉し、仲間を作り、国会で訴えて、『遺棄される子を、精一杯慈しんで育ててくれる子供のいない夫婦に託す』という『特別養子縁組』を成立させるに至りました。
奇跡のようでした。
『どうにもならないと諦めるなんてもったいない、奇跡は、起こせるから奇跡なんですよ』と私に教えてくれたのが、パラダイムシフトコミュニケーションでした。