「マネージャーはこうあるべき」を手放した結果、一人ひとりの力を最高に発揮できるチームになりました。
講座案内参加者の声CTNブログ岸英光自分自身の生き方、変化、成長日常生活での気づき、趣味仕事、ビジネス、経営、組織づくりこんにちは。
パラダイムシフトコミュニケーション︎®︎トレーナーの川上です。
人事部門のマネージャーとして採用の仕事をしています。
昨年秋に部内で体制が変わり、
新チームのマネージャーになりました。
新チームのメンバーとはそれぞれ見知った間柄でしたが、
入社から日が浅く、まだ業務に慣れてきたくらいのメンバーや、
チーム外の仕事を多く抱えているメンバーもいて、
チームをこれからどうまとめていくか…と考えていました。
最初の1ヶ月は、メンバーの仕事を見ながら、
新しい仕事を任せたり、既存の業務を改善してもらったり、
ということをやっていました。
ただ、いまいち噛み合わず、
チームとしてのまとまりもあまり無く、バラバラに仕事をしている状態が続きました。
どうしたらいいか…と1人悩みつつやっていましたが、
ある時、同僚と話す中で「もっとメンバーと色々と話してみたら？」
という話題になりました。
その後、メンバーと1on1で会話をする機会があり、
早速、仕事の相談から雑談まで、色々と話していると盛り上がってきて、
結局、2時間近くも話していました。
普段聞けない話も出てきて、楽しかったのですが、
それ以上に、仕事の面でも気づきがありました。
それは、
・マネージャーは自分では手を動かしすぎず、仕事の進捗状況を見る立場だ
・自分が明確な方針を持つ必要がある
・仕事を任せることは大事だが、実際にはメンバーには任せられないこともある
という、マネージャーへの固定観念を私が持っていた、ということです。
それに気づいてから、
「もっと自由に、お互いの持っている力を活かせるチームをつくってみるのもいいかも」
と思うようになり、今の役職・立場から行っている仕事を一旦リセットしてみて、
「誰がどんな役割をすると力を発揮できるんだろう？」ということを
考えてみたら、こんな発想が出てきました。
・仕事の進捗管理をするのはAさんの方が得意そうだから、
自分でするのではなく、Aさんにまるっとお任せしてみてもいいかも
・Bさんは常にブレない軸を持っているから、実はリーダーに向いていて、
チームを引っ張ってもらえるんじゃないか
・私は物事を素早く形にしたり、実際に進めていくことが得意だから
メンバーが「やりたい」と言ったことを受け取って、私自身が動くことがあってもいいかも
これらの役割分担は、私が元々持っていた
「マネージャーはこうあるものだ」という考えには、
全くないものでした。
そして、この役割分担が
1人1人の力を最高に発揮できる役割だと感じ、
とてもワクワクしてきました。
翌日、新しく組み立てた役割分担をチーム内で共有・提案してみると、
メンバーも「いいですね！」となり、
この役割で、仕事をすることになりました。
そうしたら、こんな変化が起きました。
・業務分担がうまくできるようになり、
チームでやろうと思っていた仕事が、とてもスピーディーに終わるようになった
・チームに余裕や勢いが出てきて「これやってみよう！」という発案が増えた
・お互いのレスポンスが早くなり、頼り合える関係性になった
・役割分担を新しくしてから2週間ほどで、中途採用の応募者数が見違えるほどに増えた
・リモート環境の中でも、雑談が増えて、
くだらない話やプライベートの話もよくするようになった
・相手のやってくれたことへの「いいね！」が増えた
・時間の密度が濃くなったことで、毎週金曜には
メンバー全員が「やりきった」と感じられる状態になった
・1ヶ月の取り組みを振り返った時に、
「この1ヶ月は本当に濃かったし、こんなに色々進んだ！」とチームで心から喜びあえた
新しい役割分担になってからまだ1ヶ月半ですが、
私も周りも、明らかな変化と手応えを感じています。
自分が持っている「こうあるべき」に気づいて手放せると、
こんなに早く、簡単に、心をすり減らすことなく
結果をつくることができるんだと実感しました。
しかも、
「まだまだたくさん、伸びしろがあるね」
とチームで話し合っている状況です。
これからが、さらに楽しみです！
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