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2019年04月14日

「目の前が真っ白!どうする?」

CTNブログ仕事、ビジネス、経営、組織づくり

こんにちは、沖縄在住の知念隆生です。
私は障がいがある方々を支援する施設で管理者をしています。
皆さんは日々、「焦ったぁ〜」とか「パニクったぁ〜」って状態になり、「何からしたら良いのか?」「どうすればいいのか、わからない。」という場面はありませんか?

私には、こんな体験がありました。

約1年前、全国の障害福祉サービス関係者が集う全国大会の分科会で座長として登壇した時のことです。
分科会の参加者約200名、3時間の分科会でした。前日、情報交換会を終え、ホテルの部屋へ戻り、全体研修の基調講演で触れられたポイントを、分科会のスライドへ入れ込もうとパソコンを立ち上げたところ、フリーズ状態…。何度も電源を入り切りし「作動しろ!!!」と願うが…全くの無反応。

あははっ…今考えればパニックですね(笑)

iPhoneを取り出し、パソコンの症状、それの対処方法などを調べ、あれこれ試しましたが、改善見られず…すでに0時を過ぎていました。何をしていいのか分からないまま、ホテルの部屋を歩き回り、観ないテレビを付けたり、何も手につかない状況でした。

コミュニケーショントレーニングネットワーク????の連続講座の中で、「パニックのような状況で、物事などが正しく、または適切に扱えない仕組み」を学びます。そして、そんな状況のなかでも、正しく、適切に行動できるセンスをつかみました。

まさに今の状況!!!
よし!!!このセンスの事を思い出して、対処しようと考えました。

一旦、椅子に座り、鏡に写っている自分の姿を眺め、
「お前、今、焦っているだろ!」
「困っているだろ!!」
「逃げ出したいと思っているだろ!!!」
と鏡の中の自分に問いかけ、それでも状況は変わらない、焦っても良い、眩出したい気持ちがあっても良い、一旦、その気持ちは横に置いて、何が出来るか考えてみよう。と投げかけました。

すると今までこの状況をどうしようか?と情報をかき集めていたiPhoneでも、プレゼン用のスライドが作れる便利な世界があることに気づいたのです。

そこからは行動が早い!朝、6時過ぎまでかかり、10枚のスライドを作成しました。

スライド作りを終えた爽快感は今でも忘れません。すごく、心も軽やかで、ほぼ徹夜なのに体も軽やか。

清々しい気持ちで登壇30分前に会場へ入りました。

真っ先に携帯とプロジェクターを繋ぎ、投影できるかを確認…映れ!!!願いが叶いました。スライドのページ送りも順調。よっしゃ〜っ!!これで大丈夫!!!

開始5分前、実践報告をする方のパソコンを分配機に繋げて切り替えをおこなったところ… 携帯の電源が落ちる。

ん?
再起動…落ちる。
再起動…落ちる…。
うわっ!!携帯も動かねーじゃん!!!

完全にパニック。
そうこうしているうちに、司会の方から「座長の知念さん、どうぞよろしくお願いいたします!」とのアナウンス。

待ってくれぇぇぇぇぇっ!!!
準備がぁぁぁぁ。

目の前が真っ白。本当に人って見えなくなるのですね(笑)

取り敢えずマイクを握り、私が発した言葉は、昨夜、ホテルの部屋で鏡の中に自分に投げかけた言葉。
「私、今、焦ってます。」
「メチャクチャ困ってます。」
「この場から逃げ出したいと思ってます。」
昨夜、パソコンが壊れ、徹夜でiPhoneを使って資料を作り、場を繋ごうとしたけれど、直前で動かなくなった事を説明し、
「焦っていても良い」
「困っていても良い」
「逃げ出したい気持ちがあっても良いと思ってます。」
と話しているうちに、参加者一人一人の顔がはっきり見え、実践報告者の顔が見え、焦っている分科会運営スタッフの顔が見えました。

そこからは今、自分に何が出来るか?
今の状況で出来ることは何か?

焦りはある、困ってもいる、逃げ出したい気持ちもある中で、後半に予定していた実践報告を報告者の許可を得て、最初に行って頂き、実践報告を行っている30分で全体の組み立てを行いました。スライドが無いので、大会資料を活用し、予定に無かった、ワークを盛り込み、いつもの飾らない自分で、分科会を進める事が出来ました。最終的には多くの気づきを持ち帰って頂けた内容になりました。

「知念さん、お願いします」の後、自分の中に気持ちをため込んで「焦っています。」「緊張しています。」などと言葉にしないまま、平然を装い進めていたら、焦りや緊張の波にのまれ、登壇者にも参加者にも価値のない分科会になっていたかもしれません。

物事が正しく、適切に扱えない状況って日常生活でも多くあると思います。

例えば、相手にちゃんと伝えたつもりなのに、全然伝わって無かった時、こうなるだろうな〜、こうやってくれるんだろうな〜、などの期待が裏切られた時、子供の頃に多いのが、やろうやろうと行動を起こした瞬間に「早くやりなさい!」などと言われた時など、日常の中で、プチパニックを起こし、物事を進められない、本当はやれるはずなのに、やる気が起こらないなどなど…。

コミュニケーションって人と人との言葉のやり取りを想像しますが、自分自身へのコミュニケーションがあるという事。自分の中にある事を、言葉にして出す事によって、機能する行動ができる。人が物事を適切に扱えなくなるメカニズムなど、コミュニケーショントレーニングネットワーク®︎の連続講座で学べたことは、私にとってパワフルなツールになって、様々な場面で活かせています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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*コミュニケーショントレーニングネットワーク®
http://www.communication.ne.jp

 

*全国の講座開催地
コミュニケーショントレーニングネットワーク® 北海道
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http://communication.ne.jp/wp/course/

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