11年前に思い切って「会社を辞めます」と宣言してから手にした結果
仕事、ビジネス、経営、組織づくりCTNブログこんにちは。
種村文孝です。私は、現在大学教員として働いていますが、以前は会社員でした。
会社を退職して、大学院に進学すると決めてから11年経ち、
先日、博士論文を完成させることができました。
この11年間で、いろんな結果を手にすることができたのですが、
振り返ってみると、
コミュニケーショントレーニングネットワーク®の主席講師・統括責任者の岸英光コーチやいろんな方に想いを受け取ってもらったことがきっかけとして大きかったなと感じています。
2013年1月、当時、会社員5年目で28歳だった私は、京都大学の大学院に進学して、生き方や働き方を考える学びの場づくりについて研究したい、と考えていました。
しかし、不安もたくさんありました。
自分は京大の大学院に合格できないんじゃないか、
仕事をしながら院試の勉強なんて無理じゃないか、
会社を退職して収入がなくなって生活していけるのだろうか、
大学院を修了して30歳過ぎてから就職できなかったらどうしようか、
などなどです。
会社を退職して次のステップに、と思いながらも、怖くてなかなか辞められずにいました。
そんな中、
岸コーチやコミュニケーショントレーニングネットワーク®の講座でともに学ぶ仲間に、
コミットメントとして、自分がどう生きていくか、何をしていくかを宣言し、聴いていただくという機会がありました。
参加者のみなさんが、それぞれの想いを言葉にしていて、とても力づけられる場だったので、
自分もドキドキしながらも、思い切って、
「会社を退職して、京大の大学院に進学します」
と宣言しました。
こんなこと言って、できなかったらどうしよう、、、
恥ずかしいこと言っているな、
と心臓バクバクでした。
すると、岸コーチが、
「うん、それは、種村くんはやるよね」
と言うのです。
え、、、
何をそんな簡単そうに、、、
働きながらの院試の勉強はたいへんだし、京大は簡単ではないし、
会社を退職するのも不安なんだけど、、、
という想いが一瞬頭をよぎったのですが、
不思議と、
「はい、やります」
と返事をしていました。
返事をして、ふっと体が軽くなり、
なんだか“それをやる”、
という気持ちになっていました。
大学院進学は、難しいことでもなく、簡単なことでもなく、
できるかできないか、ということでもなく、
ただ、自分はそれをやるんだ、という感覚です。
そして、岸コーチから、「他にある?」と言われ、
「大学院に進学して、生き方や働き方に関する学びの場をつくって、
キャリアコンサルタントとして独立して年収1000万円稼ぎます」
と言葉にしました。
これも、こんなこと言って本当にできるんだろうか、変だと思われないか、何を言っているんだろう、という怖さがありましたが、同時に、自分にこれくらいやらせてみてもいい、これができたら嬉しい、こう生きてみたい、という感覚もありました。
あれから11年経ち、
会社を退職して京大の大学院に進学し、
独立開業して学びの場をつくったり、コンサルティングや講師業をして年収1000万円以上を得て、
株式会社を設立して会社経営を行って事業譲渡もして、
一般社団法人の理事に就任して地域活性やマーケティング支援を行い、
大学教員として専門職教育に関する研究や教育を行って論文や書籍を執筆し、
市の社会教育委員として地域課題の解決や教育に関わり、
結婚して2人の子どもを授かる、など、
家族や、やりがいある仕事に恵まれています。
あの時、言葉にしたことが実現していて、
さらに、当時は思ってもみなかった結果もたくさん手にすることができました。
みなさんも、
こんなこと言っていいのだろうか、
本当はやりたいけれどもどう思われるか不安で言えない、
なんてことありませんか?
できなかったらどうしよう、と思って言えないことありませんか?
それを安心できる場で言葉にしてみて、力づけてくれる人に聴いてもらえると、大きく前に進めるかもしれません。
ぜひ、言葉にして、自分にそれをやらせてあげてほしいですし、
そんなきっかけにコミュニケーショントレーニングネットワーク®の講座やコーチを活かしていただけたら嬉しいです。
自分にとっては、思い切って宣言して、それをコーチや仲間に受け取ってもらえたことで大きく前進できましたし、あの日のあの場の力は大きかったなと感謝の気持ちでいっぱいです。