本当にそんな事で会社が良くなるの!?
CTNブログ岸英光講座・イベント情報、報告、講座に参加して仕事、ビジネス、経営、組織づくり神奈川で美容室を経営しています、内野善文です。
独立して14年経ちましたが、人が育たない、育ってくると辞める、辞めたスタッフが他で結果を出すという事が続き、スタッフの育成についての悩みを抱え続け、結果が出ないまま消耗していました。
それがある事が少し変わっただけで、やり方を変えていないのに結果も出るようになったんです。
そのある事というのが『自分だったら』という自分目線での考え方でした。
当時の『自分だったら』の考え方は、
まずはお客様を満足させる→リピートしてもらえる→紹介が増える→利益が出る→スタッフに還元出来る→スタッフが幸せになる。こんな感じでした。
スタッフに対しては、もともと美容の仕事が好きでやってるんでしょ?好きな仕事してお金もらえて最高じゃん。
なんで練習しないの?
なんでお客様をリピートさせられないの?
といった具合で、なんでもかんでも『自分だったら』という自分目線の考え方を押し付けていました。
それがコミュニケーショントレーニングネットワーク®の連続講座に通うようになって『自分だったら』という考え方に違和感を感じるようになったんです。
そして『その人にはその人の考えがあって、自分とは違うんだ』と思うようになっていきました。
そんなとき、立て続けにスタッフから休みについての相談を受けました。
あるスタッフからは「父親が腰の手術をするから休みをください」
別のスタッフからは「飼っていた犬が亡くなって今度の土曜日がお葬式なので休みをください」
というものでした。
その時自分に湧いたことは、
え?腰の手術?生死に関わるものでもないんだし、次の休みに見舞いに行けばいいじゃん。
『自分なら休まないな』
土曜に犬の葬式?お客様と犬どっちが大事なんだよ。
犬かよ…。俺なんてじいちゃんやばーちゃんの葬式も出てねーぞ。
『自分なら絶対休まない』
でした。
が、
その時どこからか聴こえた気がしました『相手は自分じゃない』
というのが。
ハッとした次の瞬間、全く違うことが湧いてきたんです。
『お父さんの手術は自分が思っているより深刻な状態かもしれない』
『犬じゃなくて自分の親だったり、子どもだったら仕事するかな?
犬飼った事ないからわからないけどその子ににしたら、それ位大事なことかもしれない』
そう考えたら心の底から?自然に?何だかよくわからないけどいつもと違う感じで
「いいよ。行っておいで」と言えたのです。
その後、休みを取ったスタッフは何だか楽しそうに働くようになりました。
不思議とそれ以外のスタッフも。
すると、
スタッフが楽しく働くようになる→イキイキしたスタッフと関わると、お客様も楽しくなる→ リピートしてもらえる→紹介が増える→利益が出る→スタッフに還元出来る→スタッフが幸せになる。ということが起きて、
自分が望んでいた結果が手に入りました。
元々スタッフを幸せにしたいと思っていたし、やっている事も同じ。なのにこんなに結果が違うなんて…。
『スタッフがどうしたら楽しく働けるのか?何がスタッフの幸せなのか?』これだけでよかったようです。
『自分だったら』なんてどうでもいい事でした。
上手くいっていない時、何かやり方(行動)が間違っているんじゃないか?と思うことがありませんか?
実は原因はそこじゃないかもしれません。