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2020年02月19日

「ありのままで話すこと」

CTNブログ自分自身の生き方、変化、成長仕事、ビジネス、経営、組織づくり

こんにちは。九州在住の堀田です。
年末に10年来の付き合いである経営者仲間と3人で忘年会を開きました。
私自身も中小企業の経営に従事して10年以上が過ぎました。

当時はとにかく前に進むことだけを考えていました。
自分の考えを口にしたり、人とコミュニケーションをとって何かを進めていくというよりは、
自分の考えや感情は人に見せないで自分の考えを中心に黙々と物事を進めていくことが非常に多かったと感じています。
私は体育会系の環境の中、厳しい指導者や厳しい上下関係の中育ったためか、言い訳や自己弁護は弱い人間がすることだと思い「何があっても黙って我慢してやりぬく」という価値観で行動していました。

この経営者の仲間に対しても自分の話をありのままに話すことができませんでしたが、
ここ数年の間で仕事からプライベートまで何でも話し相談し合い、時には厳しい意見を交換できる間柄になりました。
またその関係性と共にそれぞれが大きく成長、進化した期間でもありました。
特に新規事業や投資など大きな判断と決断を必要とする時は、それぞれが描いているビジョンや不安に感じていることをありのままに話すことで「その判断は間違っている」「考え直したらいいのではないか?」
或いは「今進むべきだ」といったコミュニケーションが生まれ、そのうえで判断と決断をしてきたことが成長の要因の一つであると感じています。
そしてそこには「自分の感じていることをありのままに話していいんだ」という自分への許可が人とのコミュニケーションの
あり方を変えたのだと思います。

A社長はこの10年で業績を約4倍近くに伸ばし異業種にも参入される活躍をされています。
B社長も業務改革を推進、今では2県にまたいで事業を展開され活躍されています。
忘年会では、近況に加え情報交換や未来の話、或いはこの10年を振返ったり、あっという間だったのですが、
何故か一番結果を残してきたA社長がいつもと比べて元気がない感じがしました。


「Aさん、ホントこの10年で凄い変貌ですねぇ。今度はまた新しい業種のビジネスを
始められて尊敬しますわ」
B社長
「そうやね。Aさんあんたホント凄いわ。今回の新ビジネスもどうやってみつけてきたん?」

と二人でA社長の成功を認め喜んでいましたが、一方のA社長はあまり嬉しそうな感じではありませんでした。
そんなときA社長が重い口を開かれました。

A社長
「実は、どれだけ儲けても、成功したと思っても心がみたされないんだよね。自分でわざわざ新しいチャンスを見つけにいっているわけでもないのにどんどん新しい情報やチャンスだけは舞い込んでくる。
ただ正直いうと自分の軸がぶれている、軸がないことを感じていてそれに気づき始めているんだよね」

意外な言葉に、私とB社長はビックリしました。

A社長は、「確かに事業は上手く進んできたかもしれないし、今も上手く進んでいる。だけど、新しいこともそれが自分のやりたいことではないんだよね」と続けて話され、さらにA社長の価値観に関わることや幼少期の話をされました。
そして、A社長は私に質問をしました。

A社長
「堀田君の仕事の軸は何なの?」


「私ですか?私の軸はお金です。やっぱり20代、30代は特にお金がなかった。それもあって事業をするうえで興味もあるし増やすことや投資することが一つの軸になっています」


「それにA社長、好きなことを事業にできる人は勿論幸せであり、そこに軸があるわけでしょうけど、そんな人ばかりでは世の中ないのではないでしょうか?私自身も今の事業はやりたいことというよりむしろ生きていく手段でした。
だから、A社長がやってこられことがやりたいことであった必要はないし、今からやることもやりたいことである必要はないのではないですか?」

話しながら自分自身で自分からでた言葉にびっくりしました。
言葉にしてみて、「自分の軸がお金であると気づいた」というよりも、潜在的に自分の軸がそこにあることを知りながら仲間とはいえ、『何の抵抗もなく「自分の軸はお金である」ということを言葉した』ことに驚きました。
また、ためらうことなく自分考えを無意識で話していることにびっくりしました。

私自身がCTNでコミュニケーションを学ぶ前まではいつも、「人にどう思われるか?」
が気になり、「本当に思っていることを言葉にすれば、嫌われるのではないか?」「生意気と思われるのではないか?」
「笑われるのではないか?」など、他人の評価が非常に気になっていましたし、他人に自分の考えを知られたくない自分が心をロックしていたのです。

A社長からは
「堀田君は年下やけど、いつも言いたいことはっきりいうよな(笑)。君の言うことも一理ある気がするな。自分自身の軸の
大切さと同時に自分の価値観や感覚を見直してみる機会かもしれないな」と言われました。

B社長からも
「堀田君がいうように、自分もお金が軸になっているけど、正直ためらいがあって今まで言葉にすることができなかったわ。腑に落ちた。ありがとう。」と言われました。

ある経営コンサルタントの方は「中小企業は試合ばかりで日々の練習(トレーニング)をしない」と言います。

それは中小企業は少ない人手で仕事をするため、一人当たりの仕事量が非常に多く多岐に渡るため、日々仕事に追われ、自分たちのレベルアップやスキルアップのために充てる時間が非常に少ないということだそうです。

私はCTN(コミュニケーショントレーニングネットワーク®)でコミュニケーションを学ぶ中で自分の行動を止めている心のロックを外すことができました。
そして、素直に感じていること思っていることを、人に伝えることができるようになり、そのことで仕事の進み方がスムーズになり顧客や廻りの人たちとの関係性が非常に深くなりました。
仕事の上でも大いに役立っています。
今、改めてCTNで日々の練習(トレーニング)の効果を実感しています。