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2020年03月04日

場の雰囲気(&場の質そのもの)が一瞬で変わるという体験

CTNブログ自分自身の生き方、変化、成長

こんにちは。(^-^)

パラダイムシフトコミュニケーショントレーナーの松川です。

 

私がパラダイムシフトコミュニケーションを学び始めた頃の体験です。

 

その日は、講座後に、とあるビルの高層階のお店で懇親会があり、

エレベーターが狭いタイプだったので一度に数人しか乗れず、

解散後、全員で移動ではなく、三々五々帰途についていました。

私は、その後、所用があったので、急ぎ気味で帰り始めました。

 

ビルを出たところで雨が降り始めていて、私はとっさに、

「某ビルの地下に行けば、そこから地下鉄の駅に繋がっている」

を思い出して、すぐ隣のビルに入り、階段を降り始めました。

その時、後方で「わー、雨だねー」「濡れずに駅に行ける道ないの?」

「地元の松川さんが、あっちに行っているから付いていこう」の声が、

かすかに聞こえ始めていて、イヤ~な予感がし始めていました。

……というのも、私は自他ともに認める、超超方向音痴なので、

「道を間違えることがある」というか「間違えない方が少ない」

くらいで、自分が間違えるのはいつものことで仕方ないのですが、

「え~っ? 道のことで私に付いてこないで!」が根強くありました。

 

ところが、どうも、その数人が私の後に付いてきていて、

その数人の後から、また新たな数人が付いてきていて、

ふと振り返ると、まあまあの人数の方が後ろに付いてきていました。

その中には、講師の岸さんもいらっしゃいました。

 

「えーっ! こんなに大勢の人が付いてきているの?」と思って、

前を向いた瞬間、目の前に、明確に『行き止まり』が見えました。

 

さっそく、後方で、ブーイングの嵐です。

皆さんお酒も入っていますし、遠慮ない不満の声が上がります。

「えーっ! 行き止まりじゃん!」

「だれーっ? こっちに歩き始めたのは…!」

「松川さんって、地元だよねー、何で間違えるの?」

「…ていうか階段降りてきてここにいるのだから、

あの階段を今からまた全部上がらなきゃいけない?」

「外は雨だったよねー、また今から雨に濡れちゃうの?」

「もー、先頭の人、しっかりしてよね!」

 

私は心の中で、

私は一言も「こっちの道だよ」とか言ってないし、

私は方向音痴なんだから、そんな付いてこられても、とか、

勝手に付いてきておいて、その罵声はないでしょう、とか、

後方の皆さんへの不満や戸惑いの気持ちも湧きながら、

 

とは言え、

実際この道だと思ったのに間違えてて行き止まりなのは事実だし、

皆さんが付いて来始めた時に「この道が確実に駅に繋がっているか

どうかは分からないです」を伝えておけばよかったのか、とか、

何はともあれ、このブーイングの嵐を鎮めるには、とにかく

私が謝るしかない、腑に落ちない点もあるけど謝ろう!と決意し、

 

深呼吸して、まずは、ゆっくりと後方の皆さんを振り返り、

『謝っても、その後もグチグチ責められるかも』とも思いつつ、

「皆さん、ごめんなさい!」を言い始めようとした瞬間、

 

私の言葉より先に、岸講師が、元気な声で叫びました。

「よーし、みんなー、引き返して、階段を昇るぞぉ~!」

すると……、そこにいた全員が「はーいっ!」と笑顔で言って、

全員が見事にクルっと向きを変えて、楽しそうに階段を昇り始めました。

 

 

「えっ!?」私は一瞬、何が起きたか分かりませんでした。

なーんとなく誰かに付いて来て、地下の行き止まりに遭遇し、

「なんで行き止まりなの?」と不満だらけになっていた人々や場を、

一瞬で『楽しく階段を昇る人々』にシフトさせていた岸講師、

皆の、それまでの「また階段、昇るのー?」「外は雨なのに」とかは、

いったい、どこに行っちゃったんだろうと不思議なほどでした。

『場が変わる』って、本当に一瞬なんだなーと、ビックリ!

 

しかも、ビックリして、そこに立ち止まったままの私に、

階段を昇っている数人が、明るく声をかけてくるのです。

「おーい、何してるのー? 早くおいでよー! こっちだよー。」

すっかり、昔からのパートナー同士のような温かい眼差しです。

さっきまで、後ろから私にブーイングを言っていたことなど、

すっかり忘れているか、まるで無かったことのようです。

 

実は、そのことを後日、岸講師にお話しして、

感動し感謝している旨をお伝えすると、

返ってきた言葉は「だって、なんでもないことでしょう?」

 

そう、そうなんです。

不本意な現実に遭遇した時、

文句や不満を言う人もいれば、誰かを責める人もいれば、

一瞬で、その場の人々全員を、ただ適切な行動に導く人もいる、

そしてそれを「なんでもないこと」と言える器を持っている。

 

人々を適切な行動に導くだけでなく、

場の雰囲気も一瞬でクリアーにする、シフトさせ得る、

人間って、そのくらいのことがやれる存在なんだと実感し、

 

「何が起きても、周りの皆様も含めて、クリアーに適切な方向に

いざなう側の存在」になろうと湧いてきて、そのためには、

パラダイムシフトコミュニケーションをしっかり学び続けよう、

そう思うきっかけとなった出来事でした。

 

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