患者さんの声を聴くことで、新しい仕事の分野が観えた
CTNブログ医療、看護、歯科、リハビリこんにちは。
吉良信史です。
関東甲信越地区の主催をしています。
普段は歯医者をしています。
患者さんの声を聴いたことで、新しく、来年度から訪問診療を始めることにしました。
今準備のために必要な道具をそろえたり勉強したりと、訪問診療について準備をしています。
実は、数年前までは、訪問診療はやらないと思っていました。
訪問診療専門の医療機関も増えていますし、きら歯科クリニックを信頼してきてくださる患者さんに全力で対応することが大切だと思っていたからです。
でもここ最近、患者さんから
「なかなか通えなくなってきてねぇ。家に来てくれると助かるんだけど。」
という声を何回かいただくようになりました。
訪問診療をするにしても、今まで全く興味もなく、訪問診療はやらないとしていたために、
必要な道具や診療の知識、訪問をするなら今の診療日を削ってしなければならないなど、
実際に取り組むとなると、なかなか難しいと感じていました。
そんな時、たまたま行った歯科のセミナーの内容が、自分の今までの考えをひっくり返しました。
それは、高齢者の方が食べ物を飲み込むときにうまく呑み込めない事から、胃に穴をあけてチューブで直接食べ物をおくる手術をしたり、栄養を点滴からとるようにしているという事実でした。
恥ずかしながら、今までそのような状態があるということは知る機会もなく、また、興味もなかったため積極的に情報を集めるということもしていませんでした。
私の祖父母は早くに亡くなっていたため、一緒にいた記憶がほとんどありません。
そのため、ニュースやドラマなので介護の状態を観ていても、自分に関係ある事と認識していなかったのです。
歯医者に来ている患者さんは、虫歯や歯周病なので不自由があるものの、食べられる、動けるからこそ歯医者に行くことができた。
自分の想像を超えたところでは、食べたくても食べられない方々がたくさんいて、食べることをあきらめている方も多くいることに気付きました。
その方々に対して何ができるのか。
きら歯科クリニックの方針は、『身体を健康にする』『健康・笑顔・人とのつながりを応援する』です。
そこから観た時、いったい何ができるのだろうかという観点をもらいました。
患者さんの声を聴いたことで、新しい分野を知り、新しい世界へと足を踏み入れることになりました。
今はまだ、準備に取り掛かり勉強も始めたばかりですが、
これからどれだけ多くの方々の笑顔を創ることができるのか、とても楽しみです。
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