2018年11月07日

落ち込みがちの5年前がウソのように変化した！自分でもびっくり！

CTNブログ自分自身の生き方、変化、成長

はじめまして、福岡で看護師をしている田口和美と申します。
コミュニケーショントレーニングネットワーク®に出会って5年目となります。

出会う前の私を振り返ると、
あの頃は、嫌なことや落ち込むようなことがあると、
感情に飲み込まれ、
仕事に行きたくなくなったり、
人との関係を深めることが怖くなったりして、
先に進めない自分でした。

人の顔色を気にしてばかりの自分だったと思い出します。

実は、私は昔いじめにあったことも背景にあり、
人との間に距離を感じるとすぐに

「○○さんはきっとこうだったのだろう。」
「○○さんは、こう考えていたんだ。」
「私のことを○○と思っている。」
と、

頭の中で勝手に「ストーリー」を作っていました。
さらに、勝手に作った「ストーリー」から、

「嫌われているから」
「私はダメだから」
「私は要らないんだ」と、
自分を責めることも多くありました。

コミュニケーショントレーニングネットワーク®で学んでいくうちに、
「以前の私とは随分違っている」ということに、ふと気づきました。

私は、「○○さんはきっとこうだっただろう」などの
「ストーリー」を勝手につくらなくなっていました。
そして、現実で起こっている「事実」を扱うようになりました。

今も、不安や悲しい気持ちや辛い気持ちになったり、怒りがわいたり、
感情や反応にまみれることもあります。
けれど、自分に湧いてくる感情や反応にまみれて、
動けなくなったり、右往左往することが、随分なくなっています。
「仕事に行けない」「人と話したくない」など、
先に進めなくなることはほとんどみられません。

ここ最近のことですが、感情や反応にまみれたことがありました。
そんな時、ふと目にとめたり耳にすることの中に、
「私に必要なメッセージが届いているのかも」
と思うような体験をしました。

例えば･･･

先日、病院のスタッフとの間でトラブルがありました。
病棟の雰囲気も悪く、仕事がしにくい空気となりました。

そんな雰囲気の職場だったので、
私は仕事中も帰宅途中も気持ちは憂鬱で、感情はぐちゃぐちゃ…。
帰宅中は、「やっぱり自分じゃだめだな～」「もー無理だな～」の
気持ちで自宅に着きました。

そんな時、届いたダイレクトメールを読んでみると
「今年の秋は、“寛容”がキーワードです」と記載されていました。

その言葉を読んで、「そっか」とわいてきて、
自分に必要な言葉だと納得した感覚となり、
ふっといつもの自分の心に戻れました。

昔の自分だと、職場で何かあると何日もの間、
「ぐちゃぐちゃ」「もやもや」「仕事に行きたくない」など、
ずっと愚痴を言っていましたが、この時は違いました。

その「寛容」のメッセージを読んだ後から、
もういつもの自分に戻り、次の日は仕事に行くことができました。

トラブルがあったスタッフともいつもの会話ができ、
自分らしく仕事ができました。
病棟の雰囲気が悪くなることもありませんでした。

またある時には、
「病棟の看護師がもっと働きやすい業務内容にしたい」との思いから、
私が業務改善を進めていたのですが、
周囲から思いがけない反応や抵抗にあいました。

スタッフの反応や抵抗から
自分が選択したことに自信をなくしました。

その時、テレビを見ていると、あるスポーツ選手が
「ただ、BESTにプレーする。それが私の仕事です。」と
インタビューで答えていました。

その言葉を聞いて、
「そっか、私はただ自分が大切にしていることに沿って
BESTを考えてプレーしたんだ。」と気付き、
スタッフの反応や抵抗ばかりが気になっていた自分であった
ことがわかりました。

今回の業務改善は、私が普段から意図している
「いきいきとした職場を創り、患者やその家族が
良かったと思える人生を選択できる病棟にする。」ことに繋がり
BESTとして選択した結果であったことが観えました。

そうすると、感情的になりそうだった自分から、
何を選択するか、これから何ができるかを考える自分に
なっていました。

次の日には、業務改善の内容について、
感情的にならず病棟のスタッフと話し合い、しっかりと話を進め業務改善ができました。

感情や反応にまみれているときにいろいろな形で届く、
自分に必要なメッセージ。

そのメッセージをキャッチするのか、しないのか
そのメッセージから何を掴むのか、何を得るのか、
そして、何を選択し、どう行動するのかも、全て自分次第だと、
私は感じています。

コミュニケーショントレーニングネットワーク®で講座を受講・完了後、
今は講師としてトレーニングを続けています。

そして、人の顔色に左右されていた自分はいなくなり
感情や反応にまみれても、それに影響を受けることなく自分らしく言動しています。

自分次第でいくらでも昔の自分と違いをつくることができるし、
そして自分らしく生きることに繋がっていると感じています。

田口和美