【新年のご挨拶】
CTNブログ岸英光新年あけましておめでとうございます。
いつも深い愛に満ち満ちて、優しく強くしなやかで確かな
パートナーシップを心の底からありがとうございます。
コミュニケーショントレーニングネットワークⓇ統括責任者の
岸 英光です。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年末はかなりバタバタでしたが、年始は穏やかに過ごしています。
『毎年言うことなのですが、「こんな一年になるなんて」という年末を
またまた迎えることになりました。』と何年も言い続けていますが、
今年もまたまたそうなりました。(^^)
コロナ第8波と年末の日銀サプライズに伴う相談等にばたつきつつも、
CTNのコアメンバーや外部のパートナー達と未来の創作の会話をして、
大感動のNHK大河「鎌倉殿の13人」の足跡をたどって鎌倉を歩き、
VRの研究にと「META QUEST 2」を購入しながら箱を開ける間もなく、
こたつでFLATS(段ボールクラフト)で金の龍と金のウサギを創り上げ、
社会人2年目Z世代の長男とバカ高かった八海酒造純米大吟醸浩和蔵仕込
特別限定酒を酌み交わしつつ、昨年から社会人となった次男と風呂に入り、
17歳になったオスの老黒柴要介護犬ルナを抱えての初詣。
映画「ブラックナイトパレード」を観て、橋本環奈と共演している
中川大志をみて「これがあの畠山重忠なのかぁ!?」と叫びつつ、
入手困難らしいヤクルト1000を飲み、今日を迎えています。
さて、今年は「癸卯」(みずのとう)年なのですが、卯年生まれの私、
なんと3月に還暦を迎えることとなります。(同じ1963年生まれには
ブラッド・ピットやジョニー・デップがいるので中々大変なんです。
しかもひとつ上にトム・クルーズ、ひとつ下にキアヌ・リーブスと
くるものですから・・・あっ、ぶたないで!!)
元々「癸」は恵みの水を表すと共にものごとの始まりと終わりを意味し、
残物を清算して地ならしして新たな生長を行う待機の状態を示すそうで、
「卯」は草木が地面を覆い尽くす状態で萌芽を促す場のこと。また字形が
「門」に似てることから「門が開いて飛び出る」ことと言われています。
自分にとっても、世界にとってもこのための2023年のようです。
2年前の2021年のご挨拶で「風の時代」(2020年12月からのセンス・
オリジナリティ・波長・波動からの繋がり・知性の質・マイペース・
触発・自然体・自愛と慈愛・循環・交流・シェアの時代)への
「ミューテーション(mutation 突然変異)」のプロセスが、コロナにより
強制的にシフトさせられた感覚が強くあるというお話をしました。
そこにロシアのウクライナ侵攻などが重なり、多くの参加者や企業等の
リーダー達と触れていく中で、この一年その実感は更に増しました。
そのミューテーションのプロセスが次の段階に入りました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)
GX(グリーントランスフォーメーション)
SX(サステナビリティトランスフォーメーション)
HX(ヒューマントランスフォーメーション)
などと「トランスフォーメーション」という言葉が
当たり前に使われるようになりました。
まだまだその本質には遠くそこには達していないながらも、
多くの人々の中にしばしば意識されるようになったのは事実です。
ただその一方でシフトの予感に強い抵抗もあちこちに現れています。
そんな中、コロナからの経済や社会活動の復活、急速な円安局面、
ロシアによるウクライナへの侵攻の長期化、気候変動不安、インフレ
と物価高と増税、更に「トゥキュディデスの罠」等への嫌悪感から、
多くの人々の中にどうしても2019年以前の状態に戻りたいという
意識が強く生じているようです。
ですが、「決して同じところに戻ってはいけない」のです。
今年のキーワードは、
「ヌースフィア(Noosphere精神圏)」への
個人の「インターヴィーヴ(interweave)」と
社会の「インターヴィーヴ(interweave)」です。
昨年もお話ししましたが、スフィアとは球体の領域のようなものです。
例えば「大気圏や成層圏」の「圏」にあたるものです。
「バイオスフィア(Biosphere生物圏)」を越えてのつながりが創り出す
「ヌースフィア(Noosphere精神圏)」が形作られようとしています。
(実はこのNoosphereは、私がCTNを始める前に活動していた
仲間達と創っていたネットワークの名であり、東京の田町駅前で
やっていたオーガニック・レストランの店名でもありました。)
元日夜に放送されたNHKBS1スペシャル「欲望の資本主義2023
:逆転のトライアングルに賭ける時」(7日にまた再放送)でも、
「気分の国:日本」で「マジックトライアングル」の一角である
「市民社会」が思考停止から解かれて生み出すイノベーションが、
次の社会や世界に必要なのだと語られていました。
(「欲望の資本主義2021」で「市民社会の中で人が人に行動変容を
促す社会規範」が「信頼」「責任」をもって「ナラティブ(語ら
れること)」が生み出されるば場が非常に重要になると語られ
「欲望の資本主義2022」での「ドーナツモデル」もまさに人類が
繁栄する可能としてのスフィアの形を象徴したものでした。)
ただこの具現化のためには、これまで私達が大切に強く握り締めてた
既存のものをどんどん手放し、新しい質や価値観を言葉にしてシェア
していくことが非常に重要です。あなたという個人とあなたの周りの
世界へ「インターヴィーヴ(interweave)」する必要があるのです。
「ヴィーヴ(weave)」は生地などを「織る」という意味ですが、
「織りなす」「織り込む」「複雑なものを造り上げる」と言う意味です。
昨年のアッパーコース「トランスフォーメーション」でも「グリッド」
と共に取り上げました。
「インターヴィーヴ(interweave)」はまさに「織り交ぜる」「編み込む」
と言う意味になります。布でも2種類の繊維を織り交ぜ編み込むことで
全く新しい風合いと機能を持ったものになると同時に、それぞれの個性
や本質をも消されることがない新しい次元のものが創り出されます。
そんな新しい反物を創るために、この社会で長い年月にわたって
すでに織り上げ編まれてきた古い反物を糸にほどいていく作業は
非常な喪失感や徒労感、大きな反発と抵抗が伴う可能性があります。
しかしながら、きっとこれが起きるのは必然なのでしょうし、
本当に「生命の使い甲斐がある場」が再創作されるためには、
今が何よりの好機なのです。はずすわけにはいきません。
それを個人と社会に対し、意図的にコミュニケーションすることを
通じてパワフルに行っていきます。
「パラダイムシフトが起きるヌースフィアの創造に貢献する
人と場とコミュニケーションを創作する2023年」を宣言します。
心からパートナーシップをありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
岸 英光