組織のコミュニケーションは、このくらい変わる!
CTNブログ教育仕事、ビジネス、経営、組織づくり人間関係パラダイムシフトコミュニケーションを学び始めて17年の松川菜菜です。
パラダイムシフトコミュニケーションを学び始めた時、私は、とある企業に就職して間もないころで、そこでエンドレスな会話が続くことに困っていました。
例えば、こんな感じです。
ベテラン職員のAさん:松川さん、この書類のここのところって、お客さんに印鑑を押して頂く必要があるんだっけ? 要らないんだっけ?
松川:そこは、特殊な○○の場合以外は、要らないですよ。
Aさん:要らないのね、いや私も要らないんじゃないかと思ったのよ、ただね、もし印鑑が必要なら、押して頂いておかないと、後からまた印鑑だけ押してもらいに伺うことになるとお互い二度手間になるから、念のため確認しておこうと思って訊いてみたの。じゃあ、不要なのね。
松川:はい、○○の場合以外は、不要です。
Aさん:不要なのね、いやね、私も要らないんじゃないかと思ったのよ、ただね、もし印鑑が必要なら、押してもらっておかないと、後からまた印鑑だけ押してもらいに伺うことになるとお互い二度手間になるから、念のため確認しようと思って訊いてみたの。じゃあ、不要なのね。
松川:はい、(やりとり中に書類を見て、特殊なケースではないと分かったので)不要です。
Aさん:いやねぇ、私も要らないだろうと思ったのよ、ただね、もし印鑑が必要なら押してもらっておかないと、後からまた印鑑だけ押してもらいに伺うことになるとお互い二度手間になるから、念のため訊いてみたの。じゃあ、不要なのね。
松川:はい、不要です。
Aさん:いやねぇ、私も要らないだろうと思ったのよ、ただね、もし印鑑が必要なら押してもらっておかないと、後からまた印鑑だけ押してもらいに伺うことになるとお互い二度手間になるから、念のため訊いてみたの。じゃあ、不要なのね。
松川:はい。
Aさん:いやねぇ、私も要らないだろうと思ったのよ、ただね、もし印鑑が必要なら押してもらっておかないと、後からまた印鑑だけ押してもらいに伺うことになるとお互い二度手間になるから、念のため訊いてみたの。じゃあ、不要なのね。
ここで、無視するわけにはいかず、「はい」と答えると、また、「いやねぇ、私も要らないだろうと思ったのよ、ただね、もし印鑑が必要なら押してもらっておかないと、後からまた印鑑だけ押してもらいに伺うことになるとお互い二度手間になるから、念のため訊いてみたの。じゃあ、不要なのね。」が返ってくるわけで、
こんなやり取りを10往復以上続けたあげくに、「ちょっとトイレに行ってもいいですか?」と言って、無理やり会話を終わらせたことがありました。
そして、パラダイムシフトコミュニケーションを私が学んで1年後、Aさんとの会話は、こうなっていました。
Aさん:松川さん、この書類のここのところって、お客さんに印鑑を押して頂く必要があるんだっけ?要らないんだっけ?
松川:そこは、特殊な○○の場合以外は、要らないですよ。
Aさん:そうだったね、どうもありがとう。
(そして、Aさんは自席に戻る)
学んだのは私ですが、Aさんを始め、ほぼ全員のコミュニケーションがシンプルになっていきました。それはパラダイムシフトコミュニケーションの基礎コースで学ぶ、20くらいのセンスをフル活用した結果です。
エンドレス、或いは、それに近い会話が激減したことで、私の残業が減ったのは勿論のこと、その部署全体の残業も激減しました。(結果、離職率も減りました)
こうやって、組織に違いを起こすパラダイムシフトコミュニケーション、ホントに学んで良かった~と、しみじみ実感する日々です。
松川菜菜