『やりたいと言う自分』と『止めようとする自分』に気付いたら…
CTNブログ自分自身の生き方、変化、成長日常生活での気づき、趣味こんにちは
佐藤美穂です。
いつかやりたいなーとずっと思っていながらずるずると後回しにしてやってないことって、大なり小なり皆さんあるのではないでしょうか?
私の場合は、結構たくさんあるのですが
その中の一つがペットを飼う事でした。
長年一人暮らしで
あちこち外国にも旅をして
引っ越しもするし
看護師なので変則勤務
しかもペットを飼うとなれば、物件もかなり限定されてしまう。
これらの理由から、
まぁ、好きだけど無理よね~と
今までペット可物件を探してまでペットを飼う事はありませんでした。
動物好きな父親の影響で、幼い頃から絶えず動物が家にいた我が家は、
·牛
·ヤギ
·チャボ
·アヒル
·七面鳥
·ムササビ
·インコ
·猫
·犬
を飼っていたことがあります。
ちょっとした動物園みたいな家でした。
中でも猫と犬はずっと絶えず家にいて、猫派の私は猫と一緒に寝るのが大好きでした。
飼えないけど動物は好きなので
触れあいたい時は、猫カフェや動物園に行ったりして満足していました。
そんな私ですが、ある時ふと友人に
「あー、猫可愛いねー。飼いたいなぁ。」
と呟いた時の事です。
「え?飼いたいなら飼えば良いじゃん。」
と極々普通に言われたのです。
「え?いや、そんな簡単にはいかないでしょ…。」
と、友人の言葉になぜか動揺してしどろもどろになる私…。
「だってここ、ペット可の物件じゃないし、もしペット可でも犬はいいけど、猫はダメって所も多いし、敷金とか上がるし…。」
「でも、飼いたいんでしょ。」
「うん…。そうだけど…。私夜勤とかあるし、あちこち旅するし…。」
こんな会話よく見かけませんか?
そう、ペットを飼いたいと言いながら、飼えない理由を同じ口から紡ぎ出すのです。
そして不思議なことに、やらない理由とか出来ない理由は、次々と無限に出てきます。
ここで不思議な顔をしている友人を見ていて、ふと気がついたのです。
あれ?なんかおかしいぞ??
私、猫を飼いたいって言いながら、たった今、一生懸命に飼えない理由を並べ立てていないか?ということに。
目の前にいる友人は、『猫を飼いたい』という私の思いを聞き、的確なアドバイスをしてくれているのに…
それに気付いた瞬間、思わず私は笑っていました。
だって、口では変わりたいと言いながら、いかに現状維持をしたい自分なのか認識した瞬間だったからです。
それに気づかせてくれた友人には感謝を伝え、速攻大家さんと交渉です。
ダメかもしれないけど、聞いてみなきゃわからない。
そして、結果はまさかのOK
現状復帰と敷金のお約束で済みました。
ほんのちょっと動いてみたら、あっという間に目の前の重たい扉が開いた感覚でした。
それからはルンルン気分で、
兼ねてから興味を持っていた保護猫譲渡活動をしていた方が、新たに子猫の譲渡募集をしていたので、一度見せてほしいとお伺いすることになりました。
そこには何匹もの猫たちが居ました。
そこで一番小さな片手に乗る程の大きさの子猫が、今のうちのミミさんです。
小さな体で目一杯鳴いてて、可愛いなぁと抱っこさせてもらうと一目散に肩まで登ってきて喉を鳴らしてゴロゴロいいはじめました。
保護主さんも、これにはビックリしたらしく
「私にもゴロゴロ言わないのに‼」
と、まるで私の方がミミさんに
「君に決めた‼」と選ばれたような出会いでした。
一人暮らしだからこそ、しっかりと責任をもって猫を世話する必要があります。
いろんな人に尋ねたり、ネットで調べまくったり、何度も病院に連れていったりと、四苦八苦の連続で、時間もお金もかかることが多いです。
しかし私がやりたかったことなので、全く大変とは感じていません。
むしろ、友人との会話からわずか2週間ほどで念願のミミさんとの生活が始まった事を思うと、今までの約25年って一体何だったの?と笑えてくるのです。
そしてミミさんのお友達のタラオ君も増えて、毎日がとても賑やかになっています。
彼らは私と共に旅をし、今ではすっかり物怖じしないお出かけ上手な二匹になりました。
やりたいことをやらない理由に飲み込まれず動いてみた結果は、本当に幸せな愛と笑いに満ちた生活でした。
私が欲しかったのはこれだったのだなぁとしみじみと感じています。
もし今、やりたいことがあるけど…
と思っているようであれば、
出来ない理由ややらない理由を一生懸命作り出している自分を俯瞰して観ることをオススメします。
思わずクスッと笑っちゃうようなアンポンタンな自分に気付けたら…
あなたの欲しいものや、やりたいことが
あっという間に手に入るかもしれませんよ。