漏れ出た言葉の先にあったもの
自分自身の生き方、変化、成長医療、看護、歯科、リハビリ日常生活での気づき、趣味介護、福祉福祉講座案内参加者の声CTNブログ岸英光講座・イベント情報、報告、講座に参加して未分類こんにちは。
コミュケーショントレーニングネットワーク®︎の連続講座主催&パラダイムコミュニケーション®トレーナーの金澤です。
漏れ出た言葉とその先にあった体験と気づきについて書かせて頂きます。
コミュニケーショントレーニングネットワーク®︎と出会い10年以上が経ち、
現在は講座の主催やトレーナーとして、日々、多くの方と関わらせて頂いていますが、
昔は、人と上手に関わることが出来ず、本音を話せる友人もほとんどいませんでした。
社会人になって数年経ったある日、同級生と二人っきりになる機会がありました。
幼稚園から高校まで同じ学校に通っていましたが、二人っきりになったのはこの時が初めて。
何とも言えない気まずさと居心地の悪さを感じながら互いの近況を話していた時、
私:Y子は社会人になっても相変わらず皆を巻き込んで楽しい毎日なんだね。
と言った直後に、
私:Y子のそういうところ、昔から羨ましかったんだ。
と、自分でも意外な言葉が私の口から漏れていました。
Y子:えっ?!そんな風に思ってたの?? 全然知らなかった。
実はさ、私もあなたを羨ましく思っていたんだよ。
私:えーーーーーーっ?!
Y子の口から意外な言葉が出てきてことにも驚きましたが、
何より驚いたのは、この時に漏れ出た私の言葉は、偽りのない本当の気持ちでした。
そして、その偽りのない言葉を発した瞬間、何かから解放され、体が軽くなり、
友人との距離感が一気に縮まった体験でした。
人の口から漏れ出る言葉、
そこには、
その人の中にあっても外にあらわれない偽らざる気持ちや背景や事実がある、
このことを知る機会が、つい先日も。
実母は要介護が必要で、1日の大半をベッドで過ごしています。
その母との会話です。
私:今日の体調はどうなの?
母:いいよ。
(そう言いながら、ベッドから起き上がろうとした母。その次の瞬間)
母:痛痛い痛い。
私:ん?どこが痛い?
母:別にどこも痛くないよ。
と即答。
私:えっ?!だって今、起き上がりながら痛い痛いって???
母:あー。。。。。(少し沈黙)
なんかねー、口癖なんだよね~。
私:えっ?!痛いって言うことが??
母:うん。痛くなくてもすぐ痛いって出ちゃうのさ~。
私:なんだ、そうなんだ~。
昨日も家で「痛い、痛い」って言ってたのに
病院に行った時は先生に「どこも痛いところは ありません」って言ってたでしょ。
「最近、検査の数値が良くないから、気をつけて観ていて下さい」って
先生にも言われて心配してたんだけど、
「どこも痛くないです」って言ってて不思議だったんだよね。
じゃあさ、どこかが痛い時と口癖で言ってる時の違い、自分ではちゃんとわかってるの?
母:うん。
私:そっか。で、さっきの「痛い」は口癖の方の痛いだったってこと?
母:うん。
そう言葉した後、母の表情は穏やかに(^^)
心配だけどこの時の『痛い』はそういうことだった、と知ることができ、
安堵とともにスッキリ♪ の体験でした♪♪
母が最初に発した「痛い」という言葉だけに反応していたら、
目の前にいる母を観察したり、感じてみることもせずに、
どこが?なんで?いつから?と矢継ぎ早に質問し、
寝かせる、薬を飲ませる、シップを貼る、病院に連れていく等々の
対応・対処になってしまっていたけど、
母から漏れ出た言葉の背景にあることを聴いてみたことで、
母の本音や事実を知ることが出来ました。
今回書かせて頂いた2つの出来事・体験は、
自分や相手はこういう人間だから、とか、
いつも、または、今までそうだったから、という
過去のパラダイム※に基づいて理解や解釈、行動をしていたら、
(※パラダイム:価値観の枠組み。詳しくは講座で学びます)
その先の気づきや発見、今ここにある事実や現実を知ることもなかったでしょう。
パラダイムに基づかず、事実・現実を適切に扱えると毎日はとても軽やかです。
2022年、皆さんも軽やかな日々を生きてみませんか?
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