独りでやろうとしていたところからの転換で現実が変わっていった
仕事、ビジネス、経営、組織づくりスポーツ参加者の声CTNブログ岸英光講座・イベント情報、報告、講座に参加して自分自身の生き方、変化、成長コミュニケーショントレーニングネットワーク®でパラダイムシフトコミュニケーション®の基礎プログラムである連続講座を主催しています加藤です。
私がこのコミュニケーションセンスについて学び始めたきっかけは、所属するママさんバレーのチームに何か役立てられないかと思ったことからでした。
当時はメンバーがなかなか定着せず、いつも大会に出場できるギリギリの人数で増えたり減ったりしている状態でした。
大会で勝つどころか大会に出る人数に揃えることだけで精一杯で、チームのモチベーションも上がらない。勝つことに目標を設定できない。なので、練習内容も中身のないものをただ集まったメンバーでこなすだけ、の繰り返しでした。
なんとか活気のある、そしてメンバーみんながこのチームでバレーができて楽しいと思えるチームにするための打開策になればとコミュニケーショントレーニングネットワーク®の講座で得たセンスをあれこれ試してみても、なかなかチームが変わっていく様子はなく、空回りやうまくいかないことばかり。
今思えば「チーム改革は大変だ」「キャプテンなんだから私ががんばってなんとかしなければ」「せっかくこのセンスを学んでるんだからうまく行かせなければ」という思いで必死になっていました。
そのうち「私はチーム一丸となって目標に向かう高みを目指す体験をしたい。チームの仲間と共に勝利の感動を味わいたい。お互いにリスペクトし合い、お互いのプレーを称え合い、楽しみながらバレーがしたい。でも…やっぱり私にはチームを変えることなんて無理なんだ」と、自分の望みと自分の無力さの狭間で自暴自棄になり、今のチームはあきらめて、手っ取り早くすでに強豪と言われているチームに移ろうという気になり、その行動を起こす時期をうかがっていました。
そんなとき連続講座の懇親会があり、たまたま講師の岸さんと同じテーブルになって、今のチームがこういう状態だからチームを移籍しようと考えていることを聴いてもらう機会がありました。私にとっては決意表明。結構力説した記憶があります。
が、そのとき岸さんに言われたのが「ん。でも今起きていることをしっかり完了させてからでないと、またおんなじことが起きるかもね」と。
せっかく新天地へ向かおうとしているのに水を差されたような、ちょっと出鼻をくじかれたような感もありつつ「また同じことになるかもしれないとしたらそれは嫌だし…。仕方ない、もうちょっとだけやってみるか」という気持ちで、もう一度ここでキャプテンとしてチームの再建を試してみることにしたのです。このとき「仕方ないからもうちょっとだけやってみるかな」といった具合に余計な力を抜いたことが後々功を奏したのかもしれません。
自分が望むチームというのはすでに前段階で明確になっていました。
「高みを目指す。チーム一丸となってそこに向かいみんなで一緒に勝利の感動を味わう。リスペクトがあり、お互いを称え合う。それを楽しいと感じられるチーム」と。
それを、すでにできあがっている別のチームに自らの身を移してやるか、このチームで新たに創るか、の違いだったのですが、まず自分独りでやろうとすることは止め、今のチームの仲間たちと一緒に楽しみながらやってみようと考えを切り替えたときから、不思議なことに現実が変わっていったのでした。
まずみんなで、予選での初戦敗退が常だったチームがなんと「全国大会に行く!」という突拍子もない目標を決めました。
すると、強いチームにすることに賛同してくれるコーチに恵まれ、毎回の練習がとても濃いものになりました。
ママさんチームゆえに家族の協力も不可欠なので、それを得るためにメンバー各自が家庭を大切にするようになりました。
練習相手になってくれたり、練習環境を提供してくれる応援者も現れました。
大会のたび、よそのチームから「いいチームになってきましたね。近々お手合わせをお願いします」と練習試合を申し込まれるようになりました。
そうやって周囲に認められることも自分たちの励みになりました。
徐々にみんなのモチベーションが揃っていき、いつしか、かけがえのないこの仲間たちと一緒に全国大会のコートに立つ姿が決して夢ではないように思えていきました。
そんなふうに現実がどんどん変わっていくなか全国大会の地区予選会の組み合わせが発表になり、そのトーナメント表を目にしたとき「あ、(この組み合わせなら)全国大会行ってしまう…」と、一人静かに興奮したことを今でも覚えています。
「行けそう!」「行ける!」「行くぞ!」ではなく「行ってしまう…どうしよう…」と感じた自分が今でも面白いなあと思うところですが、それは望んでいたことが実現しそうになるとワクワクするだけではなく怖くもあるんだなあという体験でした。
そうして予見通りその大会で優勝し、念願だった全国大会行きを実現させるに至った私たちです。もちろん思いっきり楽しんできました。
今こうしてそのときの過程を書き出してみると、講座で学んだセンスを使おう使おうと独りで躍起になっていたときよりも、肩の力を抜いて仲間と一緒になってやり直してからの方が、ずっと多くのセンスがあちこちに自然と活かされていることにあらためて気づかされました。
すべて基礎プログラムの連続講座で扱うセンスばかりなことに。
これらのセンスを知っているか知らないままか。そして、それを実際に活かすかどうか。
その違いが欲しい結果に現れた私の体験でした。
同時に、連続講座を主催しながら参加者の方々と関わっていると、講座に参加された皆さんが、身につけたセンスをいつの間にか使って現実を変えていっておられる姿を数々目の当たりにし、このセンスは本当に実生活に役に立つことを実感しています。
――――――――――――――――――――
★★スペシャル対談(無料ウェビナー)★★
『まさか私にこんな人生があるなんて思わなかった!という今ここからの生き方』
~ 全く想定外、でも手に入れたい仕事・パートナー・家庭・場が繋がった ~
2022年2月23日(水・祝) 14:00~16:00
対談:岸英光、岩崎靖子
詳細はこちら → https://communication.ne.jp/220223special