感情にのまれず、望む結果を手に入れるには?
岸英光自分自身の生き方、変化、成長講座案内CTNブログこんにちは。
パラダイムシフトコミュニケーション®トレーナー、連続講座主催(月曜ナイト担当)の牧野です。
毎年10月には、コミュニケーショントレーニングネットワーク®の秋の体験講座が開催されるのですが、
体験講座が近づくと思い出す、忘れられないドキドキの体験があります。
それは、2年前の体験講座のときのことです。
体験講座後の懇親会を終え、
帰宅しようと、博多駅構内のベンチに座って一息。
新幹線の発車時刻まで、少し時間があったので、
バックからノートパソコンを取り出そうとした時のことです。
・・えっ!?
ノートパソコンがない。
・・
キャリーバックのファスナーを開けて、
一瞬で不安な気持ちが高まりました。
あるはずのノートパソコンが、そこにないのです。
どうして!?
どこかに忘れた?
そんなはずない。
・・・
ノートパソコンだけ盗まれた!?
いやいや、まさか。
・・えっ!?
私、こんなもの入れたっけ?
どういうこと?
・・・・
中身を見て、少し時間が経って
ようやく、自分のキャリーバックじゃない
と、気付きました。
心臓の鼓動は、ドキドキからバクバクになってきて
えー、どうしよう、どうしよう
と気持ちは焦るばかり。
改札を出たら新幹線代が無駄になるし、
予約した新幹線に乗れない
資料とノートパソコンが入っているし、
キャリーバックが見つからなかったら困る
えー、なんでー!!
買ったばかりなのにコーヒー飲んでる場合じゃないじゃん
私のキャリーバッグ、
急いで戻れば、まだお店にあるかも
でも、もう結構時間が経っているし
私と同じように気付かず退店されていたら探しようがない
戻っても無駄なんじゃない
どうしよう、どうしたらいい?
などと、様々なことが頭の中をめぐっていました。
その時、ふと、講座で学んだ「ものごとを適切に扱えなく仕組み※」のことが
頭によぎり、不安や焦りにのみ込まれている自分に気付きました。
(※連続講座のコミュケーションエッセンスコースで学びます。)
そうすると、
心臓の鼓動は、バクバクしているものの、
これから自分が何をしたら良いかが見えてきました。
とにかく、まず居酒屋さんに戻って確認しよう。
そう思ったら、左手に持ったコーヒーを一気に飲み干し
そこからは迷いなく、改札を出て、
急ぎ足で隣のビルの8階の居酒屋さんに向いました。
居酒屋さんに向かうまでの間も、
色々な思いが頭の中を巡ります。
すれ違う人たちのキャリーバッグが気になる
同じデザインのものを持っている人はいない?
など、周りを観察しながら、居酒屋さんに着きました。
心臓は相変わらずバクバクするし、気持ちは落ち着かないままでしたが、
レジにいらした女性に、
「20分くらい前にこちらを出たんですが、キャリーバックが他の方のものでした。取り違えがあったようなので、確認していただけませんか」
と、落ち着いた口調で伝えていました。
そうすると、そのレジの女性は、
「少し前にお帰りになった方が似たようなキャリーバッグでした。
まだ近くにいらっしゃるかもしれません。見てきます」
と言って、探しに行かれました。
待っている間、退店されたその方が見つかって、
レジの女性と一緒に戻ってこられるのを期待する気持ちが膨らんでいきました。
これでキャリーバッグが交換できれば、荷物は元通りだし、
次の最終の新幹線に間に合うかも…。
が、
暫くして、戻ってこられたのはレジの女性お一人で、
「見つかりませんでした。もう近くにはいらっしゃらないみたいで…」と
困惑した表情で、言われました。
私も、つかの間膨らんでいた期待が砕かれ、
とてもがっかりして残念な気持ちが湧いてきましたが、
その感情に塗れることなく、
「その方にも、私にも、自分の荷物が手元に戻ればと思います。ただ、私、山口から来ていて、これから最終の新幹線で帰らなければいけません。
このキャリーバッグの持ち主の方が気付いて戻っていらしても、直ぐにこちらに来ることができない状況です。連絡先をお伝えするので、対応していただけると嬉しいのですが、お願いできるでしょうか」
と、伝え、会話をしていると、
なんと、別の店員の方が
「そのお客さまは、予約でいらした方で、お電話番号をお聞きしていました。
今から電話をしてみますので、ちょっとお待ちいただけますか」
と言ってこられたのです。
ところが、1度目の電話、
「出られません」
少しして、2度目、3度目の電話
「やっぱり出られませんね」
諦めかけたその時、
相手の方からお店に電話がかかってきて、
戻ってこられることになりました。
戻ってこられた方は、私よりも少し高齢のご夫婦で、
そのご夫婦と、私と、お店の方とで、誰1人、イライラしたり
誰かを責めたりすることもなく、
お互いに「良かったです」と言いながら、
和やかに、キャリーバッグを交換。
お店の方は、
「今後このような取り違えがないように、しっかり対策をとります」
と言ってくださいました。
そして、無事、最終の新幹線に乗車し、帰宅することができたのです。
今、振り返っても、
もし、あの時、不安や焦りに塗れて、慌てた状態で行動し、
混乱したコミュニケーションをとっていたら、
その日のうちにお互いのバッグが手元に戻ることも、
無事バッグが交換できた喜びと安心感に包まれて
帰宅の途につくことも出来なかったのでは、と思えてなりません。
以前の私は、トラブルやアクシデントが起こると
慌てて行動して、余分な失敗を重ねることになったり、
感情に塗れたままコミュニケーションをとって
後で後悔することが度々ありました。
また、家族にも良く「まず落ち着こう」と言われるほど、
焦りや不安が表に出て、周りに心配をかけたりもしていました。
けれど、講座で、このセンスを学んでからは、
心臓は変わらずバクバクするし、不安や焦りもあるけれど、
そのままで、その時に適切で相手に伝わるコミュニケーションがとれるようになり、
その結果、後で後悔することが激減し、望む結果が手に入ったりしています。
講座で、自分の状態に気づいて、現実を適切に扱うセンスを学び、
探究してきて本当に良かったと感じます。
そんなセンスに触れることができる体験講座が10月開催されます。
そして、さらに深く学べる連続講座が11月スタートします。
一人でも多くの方にパラダイムシフトコミュニケーション®のセンスに触れ、身につけていただき、ご自身の日々の生活に活かしていただけたら嬉しいです。
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▼パラダイムシフトコミュニケーション®
2021年 秋のオンライン体験講座
2021年10月13日 水曜日 19:00~22:00
2021年10月14日 木曜日 19:30~22:30
2021年10月16日 土曜日 19:30~22:30
2021年10月18日 月曜日 19:30~22:30
2021年10月19日 火曜日 19:30~22:30
2021年10月23日 土曜日 14:00~17:00
テーマ:パラダイム
講師:岸 英光
一般参加費:5,000円
学生参加費:3,000円
(学生:小学4年生~大学生/但し、小中学生は原則保護者とご一緒での参加)
詳細は↓↓↓こちら
https://communication.ne.jp/online/21a-taiken