上原一郎です。
私は、医療の分野で活動しています。

今回は、経営している治療院で、スタッフとの間でコミュニケーションが変わってきたので、
ブログにしてみました。

ここ最近、職場において私とスタッフ間でのコミュニケーションに違いをつくりたいと
取り組んでいることがあります。
スタッフの様子や会話から私が何か気づいたら「先ずは訊いてみる」のです。


え、そんなの当たり前じゃないの?と思われたかもしれませんが、
具体的にどのようなことかといいますと、

それまでの私はスタッフの様子から何かに気づくことがあっても、

「あえて口を出さない」
「何があるのかを訊かないまま」にしていました。

スタッフに業務をいったん依頼したら、「見守る」「任せる」のです。

これはとても有効で、スタッフは活き活きと仕事しているし、
機能していることが多かったのですが、
業務を任せたスタッフの様子をじっくりと観察してみると、
あることに気づいたのです。

自主的に取り組めるようにと意図して任せていたにも関わらず、
実際にはそうなっていなかった、

シンプルにやれるはずのことをどんどん複雑にしていく様子が目につくのです。
任せていても改善されることはなく、状況は好転しません。

この経験から、スタッフの様子や会話から何かに気づいたら、
「先ずは声をかけてみる」ことを取り組みはじめました。

ある日、あるスタッフの様子に「あれ?」と思いました。
業務は通常どおり滞りなく取り組み、挨拶や会話も普段どおりです。
でも、何かを感じました。
具体的にこれ、っていうものはないけれども、明らかに違和感があるのです。

そう感じてから観察してみると、

・業務の報告を失念している
・他のスタッフなどに相談していない
・自分で抱え込んでいるため問題を大きくしている などなど、

スタッフ自らコミュニケーションを発信していないことに気がつきました。
そして、そのスタッフの予約枠だけ空いて、業績が落ちていきました。

そのスタッフに
「なにか問題に感じていたり、なにか引っかかりがあったりしない?」と声をかけました。

最初は「特にありません」と答えていましたが、
「もしも、業務のことや家庭のこと、何でもいいから、何か問題や引っかかりがあったら、いつでも聴くからね。」というと、
「実は…」と語り始めました。
話は次々と出てきて、話が止まりません。

それらを聴いている時は、話を解決するつもりではなく、
ただその一つ一つをしっかりと聴くことに専念していました。

そうすると
「こんなこと言っても自分次第なんですけどね・・・わかっているんですけど」
と、スタッフは言いました。

なんだか自己嫌悪に陥って、落胆している様子のスタッフに私は言いました。
「話をしてくれてありがとう。頭で考えていても解決しないから、解決するために先ずは何ができる?何を取り組む?」

すると、

「これですかね…」
「あれですかね…」
「これもできますね。」
「あれもやっていませんでしたね!」といくつか出てきました。

私が「その中ですぐに取り組める、簡単に取り組めそうなことは何?」と尋ねると、
スタッフは、「全部ですね!」と言いました。
この時のスタッフの顔には一点の曇りもなく、すっかり晴れた様子でした。


不思議とこのコミュニケーションの直後から
予約の電話が続いて、そのスタッフの予約枠は埋まっていきました。

他のスタッフも触発されてか、現場のコミュニケーションが活発になっていきました。


そして現場が活気に包まれました。

これまで「見守ること」「任せること」が機能する場面も数多くありましたが、
今はピンと何かを感じたたら「先ずは訊いてみる、そして聴く」を実践しています。
そうコミュニケーションを起こすだけで、意図に叶ったことが次々と起こる。
コミュニケーションの奥深さを感じています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

上原一郎

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