不安いっぱいだった海外のリーダーたちとのコミュニケーションも、このセンスでパワフルに
CTNブログ自分自身の生き方、変化、成長日常生活での気づき、趣味仕事、ビジネス、経営、組織づくりみなさん、こんにちは!井岡 雄以です。
人材育成のコンサルタント・講師・コーチをしています。
普段は研修プログラムやコーチング等を提供する立場ですが、
私は今年、自分自身が受講者として、アジア太平洋の国々から参加者が集まる、
持続可能な社会の実現に向けた約8ヶ月間のリーダーシップ・プログラムに参加しています。
人・組織の成長から生まれるビジネスの発展と、インクルーシブでサステナブルな社会の繁栄の両立を創るために、
自分が今後何をしていくか、プログラム内容や、各国の参加者たちから学びながら、探りたいと思っての参加です。
先日、そのプログラムの1回目の集まりがフィリピンであり、行ってきました。
ちなみに参加者は、総勢40名以上で、国籍も仕事も世代も専門領域も違う人たち。
彼らとのコミュニケーション、プログラムの実施は全て英語で行われます。
私は、過去にはアメリカ人の上司をもって英語で仕事をした経験も多少ありますが、
帰国子女でも無ければ、語学留学の経験があるわけでもなく、英語を話すことに関しては、
正直あまり自信がありません。
ましてや、海外のリーダーたち(実業家や政府関係者、社会起業家、大企業の要職の方々)と、
SDGsや、その実現に向けた学習、リーダーシップ開発に英語で取り組むということは、
ものすごく良い機会になるのでは!いうワクワク感がある一方、特に言語面が不安で仕方なく、
プログラム初日の朝になっても、気が重い状態でした。
そこで、パラダイムシフトコミュニケーション®のセンスを活かし、
いま自分にあることを言葉にしてみました。
「仲良くなれるかなー」
「会話が成り立たないのは」
「こいつと話す価値がないって思われたらどうしよう」
「そもそも自分なんかが参加する資格があるのだろうか」
「なにも分からなかったら、得られなかったらどうしよう」
「どんな風に自己紹介したらよいのだろう」
・・・・等々
一通り出し終わったところで、自分の中に湧いてきたのは、
「そういえば、参加する人はどんな人なのだろう?みんなのことを聴いてみたい」
「新しく何が学べるだろうか」
という思い。
あ、
自分がしっかり話せるかどうか、
自分がどう思われるかどうか、
そんなことばかりに因われていたんだな…。
と気付きました。
不安はありつつも、楽しみな気分も持ちながら、いざ会場へ。
既に、講師・スタッフ陣や、先に到着していた参加者20名程がいて、
[名乗って挨拶 → 握手もしくはハグ → 少し雑談]
という流れで交流を進めていたので、自分もそれに乗じていきました。
「孤立してしまうのでは…。全く言葉が出て来なかったらどうしよう…。」
という怖さもありましたが、みんな優しく笑顔で話かけてくれ、自分の口から言葉もしっかり出てきて、「よかった、思ったより話せるじゃん!」と一安心。
挨拶と簡単な雑談はクリアでき、ホッとした気持ちでプログラムがスタートしました。
プログラム中には、講義やグループワークの他に、ペアワークの時間もあり、
例えば、お互いの「仕事」や「なぜそれが自分にとって大切なのか?」をシェアするといった、
日本語でも悩みそうな質問に取り組むこともありました。
またしても、「相手の話が理解できるかな…。適切な返しができるかな…。」
という不安が湧きましたが、
ここでもパラダイムシフトコミュニケーション®のセンスを思い出します。
ただ相手を感じて、相手を聴いて、湧くままにコミュニケーションをすればいいんだ。
自分がどう思われるか、何が言えるか等は、一先ず横に置いておきました。
すると、
言語的にも、いつも以上にしっかり聴き取れ、
相手が感じていること、思い描いているイメージなどもスッと入ってきたような感覚があり、
それから、ただ自分の中に湧いたことを言葉にして伝えるコミュニケーションをしました。
結果的に、相手ととても繋がれたような、温かさや喜びに満ちた感覚がありました。
そして、その後には、ペアワークでの体験を全体でシェアを募る時間があったのですが、
その場で自ら手を挙げ、全員に向けて発言することもできました。
開始前には不安でしょうがなかった自分ですが、
終わってみれば、プログラム中に加えて、長いコーヒーブレイクやランチ中、
プログラム後のディナーやお酒の場でも、いろいろな参加者と交流できた、充実の1週間となり、
とても良いプログラムのスタートを切ることが出来ました。
海外の方とのコミュニケーションでは英語を話すスキルももちろん大切なので、
研鑽して第2回目以降の集まりに行きたいと思いますが、引き続きパラダイムシフトコミュニケーション®のセンスを大いに活用して、参加者とのつながりをより深めながら、意図する結果に繋げていきます。