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2024年03月20日

200人の前で思わぬハプニング!

CTNブログ自分自身の生き方、変化、成長仕事、ビジネス、経営、組織づくり人間関係

3月になりました。卒業や退職、組織改編の発表など、何かとそわそわしませんか。

わたし(田中といいます。メーカーに勤務しています)は勤め先で「コミュニケーション向上」をテーマに研究・研鑽する研究会を主催しています。きっかけは2013年に、とある先輩が「コーチングを研究しませんか」と声をかけてくれたからでした。研究会が発足後、ある人からの紹介で2017年にコミュニケーション・トレーニング・ネットワーク🄬(以下CTNと略します)に出会い、わたしはパラダイムシフトコミュニケーション🄬の存在を知ることに。そして、今につながります。

さて、12月だったでしょうか。
その「とある先輩」がなんとこの3月で退職する、と風のうわさでキャッチしました。
これはまずい。
それが何かというと…「何もいわずに静かに会社を去るという流れが」とてもまずい!
もちろんそれは先輩の選択であり、そのことはよいのです。

ただ私は、わたしや、これまで研究会に参加してきた方々や、
今の研究会を担っている若手の人たちと、
研究会のファウンダーである先輩に、感謝を伝えたい。
そして、「次」へ向かいたい。
そういう思いがバーンと湧いたのでした。
これはもう、行動あるのみ。

さて、そこから、
この先輩による「社内講演会」を起こしました。
そのときのわたしの意図は、
 ・この先輩が、ビジネスに有効とされるさまざまな知的ツールを探索し、習得し、
  会社にもたらしてきたそのパワーの源はなんだったのか、探り出し、みんなで共有したい。
 ・そして変化の激しい現在を生きる我々に、先輩が残すメッセージは何か。
  しっかり引き出し、心おきなく伝えていただき、くみ取りたい。
 ・退職されると立場が変わるので、現在の関係性に一旦整理・終止符をうち、
  また新たに関係性を創作したい。
 ・そうするなかで感謝をお伝えし、それが先輩の力づけともなり、
  先輩も次のフェーズへと送り出せたら最高だ。

普段この先輩とはたくさん会話をしています。
でも、どんな意図をもって行動されてきたのか、そして会社のメンバーに今何を伝えたいのか会話したことがなく、漠然としたままだったのです。

さて、講演会の当日。できたての資料とともに先輩が到着です。

講演会は三部構成。
第一部、講演と質疑。第二部はコミュニケーションをテーマとする講演と質疑。第三部は対話。
わたしは、司会兼ファシリテーター。

第一部が終わり、5分の休憩の談笑後、第二部へ。
ここで、ハプニングが待っていました。
開始早々、突然、なぜか、スライドが出てこない。

プレゼン用パソコンを変えねばならない事態。
バックアップである別のパソコンに換えなければ。それはどこにある!?接続できる??
講演者がうろたえている。
目の前には20人、オンラインでは聴講者が200人いる。
様子を映すために用意した会場カメラは、もうそこをリアルに追ってしまっている。まずい!!

その時、とっさに、
「さて、第一部…は、先輩がただ単に勉強して、スキルの習得を目指したのではなく、外に出て、人と逢いながら新しい考え方の本質を探り、そうした魅力の総体を社内にも伝えていった、というお話でした。」
「確かに、そういえばわたしも、2013年に研究会が始まるとき、先輩の『やりませんか』の一言で、中身はまったくわからなかったけれども、ご自身から伝わってくる何かから、つい『やってみましょう』とつられたことを思い出しました。新しいものを試してご自身が魅力をみつけていく。その先輩の生き方の魅力が、人々に移るのですね。それのおかげで、わたしたちも新しいものを取り入れることができてきたんだな、と改めてわかりました」
と、つなぎました。その間カメラは先輩から離れ、こちらを向き、大映しです。

どうやら、パソコンの交換は無事できたらしい。
先輩の準備OKを感じ、「では引き続き、第二部ではこんどは・・・」で再開。
のりきれました。

講演会は大成功に終わり、そのあと宴会を行いました。
すると、聴講していた若手メンバーが、わたしのところへ来て、

「先ほどのハプニング対応に感心しています。」
「いったい、どうしてあれができたんですか。田中さんは何か司会のスキルを学んでいるんでしょうか。自分だったらうろたえて、あれはできなかったと思います。まさか第一部を振り返り、ご自身の体験を語られるとは。あの機転は、わたしでは思いつきませんでした。」
いやいや、別にそんな勉強も特段の準備もしていませんでした。けど…

そういわれて、振り返ると、
想定外だったけれど、先輩と聴講者のために「自分が行動する」と即座に選択したし。
それにあの時、わたしは自分を語った。自分を持ち出した。
「先輩の存在がわたしに与えた影響」を語ったから、聴講者も先輩も途切れずにそこに居たのかも。
そうだとしたら、まさに講演会の意図だったよな。

こんなことを瞬間でやっていたのか。
改めて、自分でも気がつきました。
なかなか適切な選択を自然にしていたようだ。ちょっとびっくりです。

そうしてみると、この日は、
そのほかの点からも、
たしかに自分の意図通りの場になっていたのでした。

・いろんな関係者が現れた。古い人から、新しい人まで。勢ぞろい。
・準備の段階では、自発的な協力者も自然に現れた。
・会場のある工場の研修関係者も、今回の意図を伝えたら、
 即座に研修受講者からのコメントを準備し、
 すばらしく披露してくれた。
・カメラマンも、古い仲間から新しい人、先輩を知らない人にも、先輩のもつ空気感を伝えてくれた。
・新しい人、不慣れな人がタッグを組んでスタッフをし、最新の会議用機材をどこかから調達し、
 リアルとオンラインハイブリッドの、完璧な音声環境を整えてくれた。
・そしてわたしも、知りたかった先輩の何たるかの本質を知り、触発をもらえた。
・このコミュニケーションの場を創作された源泉である先輩、
 その存在感をしっかり全体に感じさせることができた。
・先輩も、講演会の時間では、ご自身をじっくり探り、
 伝えたいメッセージをクリアに場に出すことができた。

全部、この会の、わたしの意図に適ったことです。
パラダイムシフトコミュニケーション🄬のセンスを学んでいるからこそ
創れたことであると、自分では、はっきりとわかります。
スキルではなくて、センスだから、
どんなときでも使える・出てくるんだな。

その日集った人々と、先輩の笑顔、伝えていた感謝の言葉が印象的でした。

それからの日々、本当に会社を去るので時間に追われていらっしゃるようで、
音信不通でしたが、
去られる前日にメールが来ました。
「田中さん、今回の催しの企画ありがとうございました。
改めて、皆さんに話を聴いてもらえる場をいただけることのありがたさを感じています。
準備してくれた研究会の皆さん、大変だったと思います。ありがとうございます。
心から感謝しています」

やってよかった。学びに踏み出していて、よかった。
さあ、先輩もわたしたちも、これで次にしっかりと踏み出せます。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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会場:オンライン講座(Zoomを活用)
木曜・ナイト 4月18日 19:30~22:30
土曜・デイ  4月20日 14:00~17:00
土曜・ナイト 4月20日 19:30~22:30
火曜・ナイト 4月23日 19:30~22:30
詳細:https://communication.ne.jp/online/24s-taiken

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2024年春のリアル体験講座 in 沖縄
日程:4月17日(水)
時間:19:00〜22:00
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詳細:https://communication.ne.jp/okinawa/24s_taiken

★4/21 大阪開催
2024年春のリアル体験講座 in 大阪
日程:4月21日(日)
時間:14:00〜17:00
会場:CIVI研修センター 北梅田 (CIVIフロント5階)
詳細:https://communication.ne.jp/osaka/24s_taiken

★4/25 東京開催
2024年春のリアル体験講座 in 東京
日程:4月25日(木)
時間:19:00〜22:00
会場:TKP新宿西口カンファレンスセンター
詳細:https://communication.ne.jp/tokyo/24s_taiken

 

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