現実を正しくつかめる自分を取り戻す ~なくなった弁当箱からの発見~
自分自身の生き方、変化、成長医療、看護、歯科、リハビリ仕事、ビジネス、経営、組織づくりCTNブログ岸英光みなさま、こんにちは。
コミュニケーショントレーニングネットワーク®講師の椎木です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
私は、いつもは病院で作業療法士として働いています。
みなさんは、日々仕事をしている中で、
心配事があったり
気持ちが落ち込んだりと
なんだかいつもの元気がない。そんな時ってありませんか?
私は、今まではそういう気分であったとしても、
患者さんや周りのスタッフへの影響がなるべく出ないように、
気持ちを押し殺して対応していました。
影響が出ないようにいつも通りに仕事をしているつもりでも、
うっかりミスをしてしまったり、引っかかる気持ちが何度も出て来たり、
嫌な思いをした相手に関係する仕事ではペースが遅くなっていたりということがありました。
それが、パラダイムシフトコミュニケーション®の講座で学ぶセンスを使って、
仕事に影響を出さずにいられた体験をしましたのでシェアしたいと思います。
ある時、職場の人間関係でしんどい出来事がありました。
その出来事があったものの、翌日、嫌な気持ちを抑えたまま、いつものように仕事に行きました。
けれども、どうしても引っかかる感じがあったので、職場に向かう電車の中で
パラダイムシフトコミュニケーション®の講座で学んだ「クリアリング」※をしました。
「クリアリング」をしたことで、
胸のずんと重い感じが軽くなって、呼吸もしやすくなり、
軽く動けるような感じがしました。
その後、職場に着いて着替えている時です。
ふと、持ってきていたはずの弁当箱がない事に気が付いたのです。
家を出てから、ずっと持ってきているはずで、
弁当箱が入った袋を持っている実感もたしかにありました。
でも、そこにはなかったのです。
「あれ??弁当箱がない!」
「あ、電車の中で座った時に、置いて忘れてきた?」
「駅に戻って聞いてくる時間なんてない、どうしよう。」
と、諸々頭に湧いてきましたが、不思議と慌てたりせず仕事に向かうことができました。
仕事中も、前日の出来事での嫌な気持ちがわいてきて手が止まったり
ミスを引き起こすこともなく過ごせました。
仕事が終わり自宅に帰ると、玄関には持って出たはずの弁当箱がありました。
弁当箱を見て、
朝の私は、前日にあった人間関係の出来事を引きずらないように、
影響を出さないようにと自分自身の気持ちを抑えて、
いつも通りに仕事に向かっていたつもりだったけど、
あるものも見えてなかったり、自分がどんな行動をとったかも覚えていなかったり、
持っていない弁当箱も持って出かけたつもりになったりと、
おかしな状況になっていたんだとわかりました。
けれど、電車で「クリアリング」したことで、
持っているつもりの弁当箱がない事に気がつくことが出来たし、
嫌な出来事を忘れたり、しんどさや不安な気持ちがなくなったりするわけではないけれど、
その諸々の思いをいったん横に置いて、やるべきことができる自分で過ごせました。
withコロナの時代、
不安や心配なことも多い日々を過ごされることもあるかと思います。
一人でも多くの方に、このコミュニケーションのセンスを知っていただき、
活かしていただけたらうれしく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
椎木洋子
※「クリアリング」は連続講座コミュニケーションエッセンスコースで扱います。