パラダイムシフトで大学合格の連鎖
CTNブログ家族、親子、子ども・親との関係など日常生活での気づき、趣味こんにちは。パラダイムシフトコミュニケーション®トレーナーの藤田です。
浪人生Aさんや、高校三年受験生Bさんのお父さんとセッションをする機会がありました。
一昨年の春頃、浪人生のAさんは
「自分が、大学で何をやりたいのか、将来どうしたいのか分からない・・・(どの学部を志望するか迷っている)」
と言っていました。
初夏にAさんと話した時のことです。
数日前に大好きなアーティストのライブに行った!
接客に興味がある。
から話しが広がり、私が
「ホテル業界の接客業に就いたとして。Aさんの働きぶりが良かったら、大好きなアーティストがホテルを利用するときに、担当になれることもあるかも!」
と言いました。
するとAさんは
「うーん。私、ライブで会えるだけでいいんです。私、今まで一度も街中で芸能人に会ったことないし・・・」
と。私は東京に住んでいるけどこれまで芸能人に遭遇したことないし、ムリだと思うという様子で答えました。
そこで私は
「うん。そうなんだ。」
と彼女の思いを受け取りました。
その後カフェを出る身支度をしながら
「これからは、街中で芸能人に会えちゃうことがあってもいいかもね~」
と話しました。
カフェを出てビルの1階に下りるためにエレベーターを二人で待っていたら。
なんと!
隣に、テレビでも活躍する有名なお笑い芸人さんが!!
Aさんと私は
「あ!○○さんだね」
とアイコンタクトで会話。
エレベーターを降りてから
「うわ!!『会えちゃってもいいかも』と話した直後に芸能人に会ったね~!」
と話しました。
その後Aさんは自分の進みたい道が明確になりました。
秋が過ぎ、最後の模試で志望大学はE判定。
年が明けて入試直前に好きなアーティストさんのライブにも行ったそうです。
そして、志望大学に合格!
合格はもちろんAさんの実力なのですが
パラダイムの観点からみると、
「(芸能人に遭遇するなんて)私にはありえない!」としていたことを
「会えてもいいかも」と話したその直後に会えた。
自分の中で『ムリ!』としていることが、できてもいい『かも』というあり方にシフトしたことが、合格につながった要因の一つと見ています。
これは、パラダイムシフトが起こる条件の1つの「許可」のセンス。
「かも」は、結果につながるキーワードです。
合格を聞いて、Aさんにサプライズで合格祝い
「2月のめっちゃ寒い冬の海岸で夕日に照らされながらの、スイカ割り大会!」をしました。
いきなり海岸に連れてこられたと思ったら、スイカ割りをさせられることになったAさん。
な、なんと一発でスイカをしとめて、キレイに割れました!
スイカ割りで一発目で命中。さらにパカっときれいに割れたのを
私は人生で初めて見ました。
私には
「スイカ割りは一発では当たらない。当たってもキレイに割れない」
というパラダイムがあったことに気づきました。
Aさんには、私のようなパラダイムがなかったのかもしれません。
そして季節は変わって夏
高三の受験生Bさんをお持ちのあるお父さんと話したときのことです。
「最近娘は、行きたい大学を見つけたんです!それがとても嬉しくて!!
ただ、勉強を全然しないんですよ・・・。
なかなか難関と聞いてますし。こんなんじゃ受かるわけがないと思うんです。
娘に色々言うんですけど、自分が行きたい大学のはずなのに一向に勉強しないんです」
と。
しばらくして別の話もした後に、
私は、そういえば・・・と
「模試がE判定で、受験直前に好きなアーティストのライブにも行っていた
人が志望校に合格したんですよ。
そして合格祝いのスイカ割りは、なんと一発で割って!!!」
というAさんの体験談を話しました。
(Aさんにはこのことを話すことを承諾してもらっていました)
すると、お父さんのそれまでの顔つきのこわばりがとれて
「勉強しないで大学に合格することがあってもいいのかも?!」
と、「許可」が出ました。
秋にBさんは推薦入試で志望大学に合格!
お父さん曰くではありますが、
「勉強しないで受かっちゃいました」
でした。
年始は一年の目標を話すことも多いかと思います。
そんな時にあなたの大切な人が言ったことや行動について
(自分自身に対してもそうですが)
「~~だから、それは無理!」
というパラダイム、立ち位置から言葉をかけると、結果を出すことを邪魔するかもしれません。
「結果が出てもいいかも」
と許可をすると、パラダイムシフトが起こり相手にかける言葉などが自然と変わってくるかもしれません。
Copyright ⓒ2013-2020 communication training network All right reserved
※無断での転載を禁じます。