2019年04月17日

コーチングで関わり続けたことで手に入れた嬉しい結果!

CTNブログ講座・イベント情報、報告、講座に参加して家族、親子、子ども・親との関係など

コミュニケーショントレーニングネットワーク(R)の講師・コーチをしています
アスリートメンタルコーチの森です。

私がコーチとして活動して15年になりますが、活動し始めた当初、

カルチャーセンターで「子育てのためのコーチング講座」を開催していました。

そこには、子育てに悩まれているお母さんが参加してくださっていて、

各回ごとにお伝えするスキルとセンスをお子さんや家族との関わりに活かし、

更なる気づきや結果が出たこと、出なかったことなど、講座に参加するたびに、

伝えてくださいました。

カルチャーセンターでの講座が終わたったあとも、

コーチングを続けたいと言っていただき、シェア会を開催することになりました。

シェア会とは、コーチがいて、参加者がいる場で、

参加者みなさんの今の悩みや思いや体験をお話することから、

違いをつくっていく場のことです。

参加するお母さんたちの変化や、お話される内容に「何をしているの？」と

興味を持つ方が現れ、シェア会の参加者は増えていきました。

また、開催するたびに、シェア会の場はどんどん何でも持ち出せる

安心・安全な場になっていきました。今では、シェア会以外でも、

お母さん同士が互いに相談できる関係になり、サポートしあう関係になっています。

最初は、子どもも今までと違ったお母さんの対応に違和感があり戸惑い

全く機能しないということもありました。

例えば、

お母さんとしては、気持ちの余裕があるときにはコーチングで関われるけれど、
そうでない時にはうまくいかなかない。

子どもに伝える内容を、「どう伝えたらいいのかな？」と考えはするけれど、
言葉にはできず止まってしまう。

子どもに感情的に関わってしまうことから失敗する、などなど。

そんな時は、あとで振り返って再度コーチングで関わることもありました。

機能することも、機能しなかった体験も、どんな体験も、

シェア会に参加するみんなが、それぞれに話すことで自分をふり返り、

そこからたくさんの気づきや発見をして、「次はこうしてみよう」の

具体的な行動につながっていく、そんな営みをしていました。

このシェア会はかれこれ10年以上続いていて、私も継続的に関わっています。

そして先日、嬉しいご報告がありました。

★

中学生の反抗期だった頃、「コーチングで話さないで！」と言っていた長女が、

高校生になったある日、

「私、学校がとても楽しい。気づいたらコーチング使っている自分がいるわ。」と、

突然言いました。

さらに

「学校でいろんな問題が起こっていても、巻き込まれることない」

「お友達と喧嘩になることもなくて、とてもいい関係が出来ている」

と言うのです。

部活ではマネージャーをしているのですが、

この部活のコーチは、試合中には「怒鳴るだけ」。そのコーチに向かって娘は、

「勝ちたい気持ちはわかりますが、選手には伝わっていないです…。」と

言ったそうです。

今までコーチが怖くて誰も言えなかったことを

「試合に勝つ」という意図から伝えて、その後、

選手とコーチとの関係性をよくなったと、教えてくれました。

娘の話を聞きながら、涙が出そうなくらいに嬉しかったです！

彼女がまだ小さかった頃、

「コーチングしているお母さんが嫌！」って言われ、

会話の途中に突然、

「私、今、お母さんにコーチングを受けているつもりないから…」と、

急に会話を中断したり、拒絶することも多かったのですが、

そのときの娘の様子からは想像できないほどの結果が、

高校生となった娘から聞けたのです。

私とのコミュニケーションを通じて、

知らず知らずのうちに彼女にコーチングが身についたのだ、と思うと

本当にやり続けて良かった－！

★

これを聞いて、お母さんを通して次の世代につながっていることが、

とっても嬉しかった私です。

コミュニケーショントレーニングネットワーク(R)は、

【機能するコミュニケーションを文化にする】という意図の下、

コミュニケーションの分野を扱っています。

「この意図にかなっているな」と、

お母さんたちと一緒に探究してきた時間をふり返り、甲斐を感じました。

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