新年あけましておめでとうございます。
CTNブログ岸英光いつも愛に満ち、優しく深く、そして強くしなやかな
パートナーシップを心の底からありがとうございます。
CTN統括責任者の岸 英光です。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、この年末年始は昨年とは違ってとても穏やかに過ごしました。
『毎年言うことなのですが、「こんな一年になるなんて」という
年末をまたまた迎えることになりました。』と何年も言い続けていますが、今年もある意味ではそうなりました。(^^)
予断を許さないコロナ禍という状況下ではあるにせよ
CTNのコアメンバーや外部のパートナー達と未来の会話をして
NHK大河「青天を衝け」の30話以降の録画を一気見して
社会人一年目Z世代の長男と庭の草むしりをしつつ社会の話をして
大好きなマーラーの交響曲全集を様々な指揮者で存分に聴き比べをして
しっかり「呪術廻戦0」を観て特典をゲットして
雲ひとつ無い晴れ渡った青空のもとでレイライン上にある神社に初詣をして
今年90歳と87歳になる両親とZOOMで家族懇談して、今日を迎えています。
緊急事態宣言からスタートした昨年も東京オリンピック・パラリンピックを終え、政権が交代。
東日本大震災から10年、アメリカ同時多発テロから20年。
オミクロンの不気味さはありつつも、新しい生活様式が定着しつつあり、
世界でも様々な分断が起きた分、つながりの重要性と違う次元の可能を多くの人たちが感じ取り、SDGsをはじめ、多くの人々が世界規模、地球規模で物事をみる視点もできてきたと思います。
昨年元旦には、時代の大きな流れとして、
「水の時代」(1425年から、大航海時代、宗教改革、民族と文化の混合、感受性・心・共感・破壊と再生・再構築・精神・癒やし・絆・統合・変化・流れ・融合)
「火の時代」(1583年(異説では1663年)から、中世王侯貴族の元で文学・音楽・建築などで様々な様式美が創造、表現・拡大・理想と開拓)
「土の時代」(1802年(異説では1842年)から、産業革命、国・経済・組織・学歴・資産・ブランド・所属・情報知識量・無機質支配・報酬系・全集中の時代)
を経て、
「風の時代」(2020年12月から、センス・オリジナリティ・波長・波動からの繋がり・知性の質・触発・マイペース・自然体・自愛と慈愛・循環・交流・シェア)
への「ミューテーション(mutation 突然変異)」のプロセスが、
コロナによって強制的にシフトさせられた感が強くあるというお話をしました。
(ちなみに次の水の時代は2159年なのですが、そこへのつなぎとして観ると更に大切なことが見えてきます。)
そのミューテーションのプロセスが次の段階に入ろうとしているようです。
キーワードは、昨年お話しした「ヌースフィア(Noosphere精神圏)」への
個人の「インターヴィーヴ(interweave)」です。
スフィアとは球体の領域のようなものです。「大気圏や成層圏」の「圏」です。
「バイオスフィア(Biosphere生物圏)」を越えて人や存在のつながりが創り出す
「ヌースフィア(Noosphere精神圏)」が形作られようとしています。
まさに、領域展開!!(^^)
(実はこのNoosphereは、私がCTNを始める前に活動していた
仲間達と創っていたネットワークの名であり、東京の田町駅前で
やっていたオーガニックレストランの店名でもありました。)
昨年の元日に放送されたNHK「欲望の資本主義2021」では
「市民社会の中で人が人に行動変容を促す社会規範」が
「信頼」と「責任」をもって「ナラティブ(語られること)」が
生み出されるば場が非常に重要になると語られていました。
インターネットの発展に伴いその物理的なインフラが整った後に
ここでどのような会話が語られるのかが重要だということです。
これついて私も常々「コミュニケーションは誰もが持つ最大で最高の無料の資源」
であり「コミュニケーションは全てのインフラ」であり「器」となることをお話しし、
そこでの言葉、それが起こす触発、繋がり、その連鎖が現実を方向付け動かすがゆえに
「コミュニケーション・センス」こそが大きな鍵となることは明確だと申し上げました。
今年のNHK「欲望の資本主義2022」の中で紹介されていた
成長しなくても反映することができるケイト・ラワース氏の「ドーナツモデル」
(著書「ドーナツ経済学が世界を救う人類と地球のためのパラダイムシフト」)
は、まさに人類が繁栄する可能としてのスフィアの形を象徴したものでした。
ただ、この具現化のためには、これまで強く握りしめていたものを
手放すことやシェアすることが非常に大切になります。
ある意味、コロナはその手放しにくいものを手放さざるを得なくなる
強力な契機となりました。それを逃してはいけません。
そのようにシフトした世界にあなたという個人を
「インターヴィーヴ(interweave)」する必要があります。
「ヴィーヴ(weave)」は記事などを「織る」意味ですが、
「織りなす」「織り込む」「複雑なものを造り上げる」
更には「道をくねくねと通り抜ける」意味もあります。
トヨタが未来都市計画を「Woven City」と呼んだのもその意味があるそうです。
(ワインド(wind)の「くねくね進む」とは違って、通り抜けるのです。)
「インターヴィーヴ(interweave)」はまさに「織り交ぜる」「編み込む」と言う意味になります。
布でも2種類の繊維を織り交ぜ編み込むことで全く新しい風合いと機能を持ったものになります。
そして、それぞれの個性や本質も消されることがない。
更に今年は「壬寅」(みずのえとら)なのですが、
壬は、「芽が土を押し上げる様子」 寅は、「動き始め、胎動」
そして、その納音が「金箔金」ですでに内在する素晴らしい資質を磨くことを意味し、
宿曜の二十八宿では「参宿(しんしゅく)」といって嵐の神という強い力が現れ、
まさに常識にとらわれない発想と創造で「浄化と刷新」する年だそうです。
「参」には「なじむ」「染みる」「にじむ」と言う意味もあるそうで、
織って編んだ上に染めあげてしまう、まさに美しい帯が創られる課程のようです。
(以前「テイジン」と言う会社で繊維事業部厚地織物課に在籍していましたので
その全ての課程を観てきました。)
「成長」や「開始」そして新しい場としての世界のスフィアへ
自分の個性を「インターヴィーヴ(interweave)」のタイミングかと思います。
ただ、この活動には大きな恐怖が伴います。
新しい反物を創るために、すでに織り上げ編まれてきた古い反物を
糸にほどいていく作業は非常な喪失感や徒労感が伴う可能性があります。
「ブレークスルー(Breakthrough 突破)」の前には
必ず「ブレークダウン(Breakdown)」が必要です。
「ブレークダウン(Breakdown)」には、
「大きなものが壊れる」「人が泣き崩れる」「要素がバラバラになる」
と言う意味があります。きっとこれらが起きるのでしょうが必然なのです。
これまで編み上げてきたものを手放すことは容易ではないかもしれません。
おおきな抵抗があることを承知で勇気を持って取り組む必要があります。
「鬼滅の刃 遊郭編」でも、炭治郎と宇髄天元が堕姫が繰り出す
堅さや長さを自在に変化させ人を取り込む血鬼術「帯」と戦っていますよね。
私たちが愛する人や世界、また私たちを愛してくれる人や世界が
本当に生命を使う甲斐がある場として再創作されるためには、今が好機なのです。
世界のパラダイムシフトとヌースフィアの創造に貢献する人と場を創作する2022年を宣言します。
心からパートナーシップをありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
岸 英光