人の話を疲れないで聴くために
CTNブログ日常生活での気づき、趣味未分類こんにちは!パラダイムシフトコミュニケーション®トレーナーの山本美保です。
私は人前で話をしたり、お話を聴かせていただいて、その方の前進を創ることを仕事にして16年になります。
この仕事を始めた頃の私は、人の話を聴けば聴くほど、自分がへとへとに疲れて、弱っていました。お役に立ちたいと思って一生懸命に聴くことは素敵ですが、そのことで自分が疲弊してしまっていては、いくら相手の方が元気になられても、人の話を聴くプロとして仕事を続けていけません。
皆さんも、人の話を聴いていると疲れたぁ~とか、なんだかしんどくなってしまった。という経験など、ありませんか?
当時の私は、何とかしてあげたいと思えば思うほど、「どうしたらいいんだろう」と私が必死に改善案を考えて、相手の悩みがいつの間にか自分事になりすぎてしまっていました。頭では「答えはその人の中にある」と理解しているのですが、実際の自分の聴き方はそうできておらず、自分が「理解している」ことと、それを「できているかどうか」は別でした。
そして、相手の問題を自分の問題にしてしまっていたのです。
たとえば、子育てに悩んでいるお母さんの話を聴いていると、その子にどう接したらいいのか、接し方を私があれこれ考えてしまったり…。
いくらお子さんとの接し方を私があれこれ考えても、直接対応するのはお母さんです。
私が効果的だ。と思った接し方がお母さんやその子に合うとも限らないし、ずっと横に付いていちいち「こーしてあーして」とお伝えできるわけでもありません。普段、お子さんの側におられるお母さんが、自分が日頃どう接しているのかに気づき、そこから接し方にどんな違いをつくると相手への伝わり方に変化があるのか、自分自身もどのように感じるのかなど、自分で気づいて、自分で試して使っていかないと、お母さんの悩みは解決していきません。
また、「死んでしまいたい…」など、そんな台詞を聴いた日には、気になって夜も眠れないくらい心配したり…。
私が離れたところで、すごく心配していても、祈っていても、その人になんら影響を与えることもできないのに、そのことが頭から離れなかったりしていました。
ほかにも、休みの日に美容院に行ってリフレッシュしようと思っているのに、美容師さんに話しかけられるとついつい話を聴きすぎてしまって、いつの間にか悩み相談室になり、私が話をずっと聴いてしまっていました。たしかに髪の毛は綺麗にしてもらえ、相談には貢献できたかもしれないたけど、私自身は疲れてしまうということも続きました。
そんな自分を振り返ると、自分の話と相手の話を分けて聴くセンスがありませんでした。むしろ、自分のことと相手のことを分けずに一心同体で話を聴くことが、親身になって話を聴くことだと思っていたかもしれません。
しかし、実際に自分のことと相手のことを分けずに話を聴いていると、自分が疲弊していきますし、相手からの依存も生まれやすく、相手が自分で何とかしていこうとする力を奪ってしまうことにもなりかねません。
その後、パラダイムシフトコミュニケーション®のセンスが身について、自分のことと相手のことを適切に分けて話を聴けるようになると、
相手に振り回されることも少なくなり、相手が自分で自分のことを考え取り組み始めました。また、話を聴き終わった後の疲労度も、全然ちがうのです。疲れが残らず、自然と次の行動にうつっていたりして、自分の行動が軽やかになっていきました。
「聴き方」が変わるだけで、相手や自分への影響がこんなにも違うんだと実感したのです。
皆さんも、疲れない聴き方を手に入れる意図で、コミュニケーショントレーニングネットワーク®の講座をのぞいてみてはいかがでしょうか。
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山本 美保
Newとらる co. 代表
メール info@newtoral.com
URL http://newtoral.com
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医療現場の人間関係につまずき「ナース向いてないかも…」
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