日頃からのコミュニケーションの備蓄のススメ
講座案内CTNブログ講座・イベント情報、報告、講座に参加して介護、福祉未分類こんにちは、台風一過の沖縄から知念です。
様々な自然災害があります。
そのなかでも、地震はなかなか正確な予想ができませんが、台風は発生からある程度進路が予報され、確実に到達する自然災害です。
先日も台風6号が沖縄を直撃!!
一度沖縄本島に最接近し、石垣・宮古へ進路をむけ、宮古からブーメランのようにUターン…再度、沖縄本島全域を暴風域に巻き込み非常に遅い速度で通過しました。
ちなみに我が家は6日間の停電で冷蔵庫の食料がほぼ廃棄。
海辺に住んでいるので、浜から風に飛ばされた砂が敷地一面に…
車も砂だらけでした。
台風の発生から大型で強く、沖縄本島に来る予報でした。
停電や外出が困難になることが予想され、車の給油、LEDライト、モバイルバッテリー、簡易食品を用意し備えていたので、特に困ることはありませんでした。ただ、停電中は窓も開けられず、非常に蒸し暑かったです。
私は障害者支援施設を経営者していますが、奇跡的に施設は1度目の台風接近で2~3時間の停電だけで2度目の接近の時でも停電はありませんでした。
ただ、法人でグループホーム(障害を有する方々が共同生活を行う場所)が7カ所ありますが、グループホームでは5日間停電が続きました。
台風中、様々なトラブルがありましたが、幸い利用されている方々、スタッフにも怪我はありませんでした。
様々なトラブルがありましたが、台風に備えておくライトや食品のように、コミュニケーションも日頃から備えていたおかげでスムーズに対応できました。
「日頃からコミュニケーションを備えるていたおかげで」
って、ん?
それってどういうこと??
と、思われるかもしれません。
この台風でのトラブルですが、特にグループホームや勤務するスタッフに関することが多かったです。
グループホームでは火災を予防するため、オール電化なので、停電になると全てのライフラインがストップしてしまいます。
その際にどうするか?を考えて行動を起こすのですが、日頃からスタッフとさまざまな場面でブレインストーミングを行うようにしています。
そのため、「無理かもしれないけど」とか「あっ、これできるかもしれない」など、複数の案を出すことを意識してコミュニケーションを行なっています。
ブレインストーミングをする際は、「一つのベストな案」を導き出すことを目標にしないことがポイントです。とりあえずどんどん出す、「出来る」「出来ない」関係無しに出すことをみんなでOKとする。そんなコミュニケーションが自由にできる空間にしています。
今回もその効果があり、ライフラインが止まった際にも様々な案が出てきました。
また、スタッフに関することでも、「風が強くて出勤できない」「自宅が電気も水も止まっている」「食料の備えが甘かった」などなど。
・出勤できなければ、出勤している人も帰れないので、出勤しているスタッフに超過勤務を依頼する。
・暴風でも横転しない大型の車でスタッフを迎えに行く。
・水、電気が止まっているなら、家族ごと施設に避難する。
・食料がないのであれば、施設の備蓄食品を提供する。
・施設内でパン工場が稼働できていたので、大量に作りスタッフ向けへ販売する。
・家族が多い家庭では洗濯ができないので、施設の大型洗濯機、乾燥機を開放する。
・施設は通電しているので、地域の方々に充電できるように開放する。
などなど。
これ、全てスタッフや私のコミュニケーションから出てきた対応です。
もし日頃から様々な案を出さない、ベスト案一択を模索するコミュニケーションだったら出てこない案ですし、もしかすると上司の指示待ちになっていたかもしれません。
日頃からのコミュニケーションは大事!とよく耳にしますが、機能するコミュニケーションを日頃から備えておかないと「いざ!」という時にパワフルさを発揮しないと感じています。
みなさん、日頃からのコミュニケーションの備蓄をおススメします♪
お読みいただき、ありがとうございます。