「落書きされた水筒」~ハッピーエンドは人それぞれ~
家族、親子、子ども・親との関係など日常生活での気づき、趣味人間関係こんにちは
大阪完了生の中村 りえです。
先日、娘が泣きながら帰ってきました。
よく見ると娘の水筒に落書きがあります。
どうやら同じクラスの友だちに書かれたものでした。
私はカーッと頭が熱くなり、一瞬で怒りが沸点にまで達しました。
以前の私なら確実に学校に電話して文句を言っていたでしょう。
ですが、まずは娘に「何があったの?」と聴いてみました。
娘は「○○ちゃんに書かれたの」と答えてくれました。
さらに、娘の今ある気持ちを聴きました。
「今あなたの気持ちの中に何がある?」
娘は「綺麗に水筒を使いたかった。」と答えてくれました。
更に「他にもある?」と問うと、
「落書きされて嫌だった」と娘は答え、
更に更に「他にもある?」と聴くと
「悲しい」と答えてくれました。
更に更に更に…
「もうない」って娘が言うまで聴き続けました。
最後に「どうしたい?」と聴くと
「水筒を綺麗にしたい」とだけ伝えてくれました。
先生に水筒のことを言っていいか娘に確認すると、「先生には言わないで」と言うので、わたしは娘の意見を尊重し、先生には言わないことにしました。
そして、落書きした子には、「自分で嫌だった気持ちを伝えたい」と娘の意向を聴くことができました。
次の日、帰ってきた娘にお友だちとお話できたのかと聴くと…すーっかり忘れていたようです。
落書きしたお友だちともいつも通り遊んでいたのだとw
娘がそれでいいならそれがいい。
私の解釈ではない、娘にとってのハッピーエンドに繋がるように、これからも深く話を聴き続けていこうと思います。
水筒の落書きは綺麗に消すことができ、娘は大喜びでした。