<タイトル>「私には無理」は実は無理じゃない
参加者の声CTNブログ講座・イベント情報、報告、講座に参加して自分自身の生き方、変化、成長日常生活での気づき、趣味皆様、こんにちは。
神戸在住、元看護師のハイジ佐藤です。
現在は主に瞑想のファシリテートやイベント企画をしています。
突然ですが、私は学生時代のわりと長い間、家庭科の成績は2でした(笑)
「え?五教科以外で2が付くんだ!?」
と通知表を見て呆然としたのを覚えています。
あれから大人になり、さすがに簡単な料理はしますが、
裁縫などはいまだに本当に大嫌いで、ボタンつけもろくに出来ません。
ボタンの取れた服は基本的に二度と着ないことにしているほどの徹底ぶりです。
看護師時代に、白衣のズボンの裾上げが嫌すぎてホッチキスで留めたこともあり、
当時の上司から
「あなた何してるの!それ文房具よ!」
と叱られたものです。
今となっては良い思い出ですが、当時の上司の本気であきれた顔は忘れられません。
お料理でも、お菓子とかパンとか、ちゃんと分量を量って作る料理は苦手で、
レシピのない、冷蔵庫にあるもので作るテキトー料理しか作れないと豪語してました。
でも食べることは好きで、わりと濃い味の肉類を使ったガッツリ系を作る事が多かったです。
もしくは惣菜や外食で、やっぱり人が作ってくれた料理は美味しいよね〜!と思っていました。
それが、
今住んでいる神戸に引っ越してきて瞑想時間も増えたためか、
それとも瞑想を学びに1ヶ月間インドに行ってきたからなのか 、
体質が大きく変わり、すっかり動物性タンパク質を受け付けない身体になってしまいました。
事実、肉を食べると、すごい腹痛がしたり下したりします。
魚は肉よりはマシですが、微妙なラインです。
加工肉(ウインナーやハム・ソーセージ)も食べ過ぎると胃痛で寝られません。
え~~、野菜だけとか、私は一体これから何食べたら良いのよ~!
そうなってから初めて気がついたのですが、
改めて見ると、コンビニでもスーパーでもお惣菜はほとんど肉魚類。
外食に行ってもほぼ肉類もしくは加工肉入り。
あれ?野菜だけ食べるって結構難しいんじゃない?って思ったんです。
いやー。これは困ったな~。どうしよう・・・。
そもそも料理もそんなにしないし、野菜料理のレパートリーもないし、
だいたいそんなに野菜ばかりは食べられないよ~!
しかし、そうはいってもお腹は減るし、
今まで通りに肉を食べてたら、後からお腹が痛くなって苦しい思いをするのは、身をもって実証済み。
あーあ、仕方ないなと、作れる味噌汁とか野菜炒めとかサラダとか。
そういうものをヘビロテして作っていたのですが、
まあ、大方の予想を裏切らずすぐに飽きました(笑)
ただ、このベジタリアン生活は、実は私の身体的には非常に良かったのです。
体重も落ちたし、何より色んな雑念や思考の渦が減り、大変瞑想がしやすくなりました。
しかしながら、依然としてレパートリーはあまりない。
凝った料理は出来ないし、したくない。
でも美味しいモノは食べたい。
そんなとき私は書店で1冊の料理本に出逢いました。
「ここまでおいしい!超ベジレシピ」
パラパラと何気なく立ち読みしていたら、
なんと!野菜だけでこんなにも料理できるのかと目からウロコでした。
そして、
あら?これなら料理そんなに好きじゃない私でも、そんなに頑張らなくても楽しくできそうじゃない!
ちょっとやってみてもいいかも!と思えたんです。
だって、
美味しい物が食べたいし
お腹は痛くなりたくないし
満足感のある食事がしたいし
外食では難しいし…
瞑想だって充実させたいし
となれば作るしかない!という思考過程です。
今だとネットで無料のレシピをたくさん観ることができるし、
元々が本を見ながら料理をするという体験もなく
更には持ってない調味料も買いに行って揃えなきゃいけないし。
よく考えると、紙の本って面倒な要素しかなかったのですが、
それでも自分の身体のことを考えるとやってみたい気持ちが面倒と感じる気持ちを上回ったのだと思います。
過去の経験から、計量しながらの調理は本当に嫌だ!と思っていたのですが、
実際にやってみると、
あら?なんか理科の実験みたいで楽しいわ~!
へぇ~!野菜も切り方ひとつでこんなに食感が変わるんだ~!
ここにショウガを入れるとお肉がなくてもお肉食べている感じになるんだ~!!
と、いつの間にか、楽しみながらベジレシピを作るようになりました。
先日はベジ肉種を使用したベジ麻婆豆腐を友人に振る舞い、
本当に肉は入っていないのかとびっくりされました。
更には天然酵母を育てて自家製パンを焼いたり。
長年、そんなものはプロが作ったものをお店で買う物だと認識していて、
自分がパンを焼くなどということは全く想像もしていませんでした。
今はきちんと材料を計量し、楽しんでお料理をしています。
それが美味しくないはずがなく、
このあまりの変化に自分でも本当に驚いています。
「私には無理・苦手」というパラダイム※に流されず、
現実に立ち、どんな手を打つか、何を使うかなど考え行動する。
そして何よりも「私自身が楽しんでいる」
その事が重要だったと思います。
「自分のお気に入りの物を自分で作り、自分で自分を楽しませる。」
やってみたら少しも無理なことではありませんでした。
これをお読みの皆さんも、「私には無理」がふと頭に浮かんだ時、
「それ本当?」と脳内で会話してみてください。
やってみたら案外できちゃって、思いのほか楽しい過程と結果があるかもしれません。
※パラダイム…価値観の枠組み。詳しくはコミュニケーショントレーニングネットワーク®の体験講座で扱います。