苦手。そして、やる。

こんにちは
高知でコーチとして活動しているクサカと申します。

 

実際の職業は学校の教員なのですが、
答えややり方を教えるのではなく、
“生徒自身が掴んで、自分次第で自己実現できる大人になるように支援をする”
という意図でコーチとしています。

とはいえ、授業となれば生徒の前で話をしますし、
行事などの際には多くの保護者やお客様の前で話をすることもあります。

ところが、私、実はこの人前で話をするということがものすごく苦手なのです。

２０年くらいこの仕事を続けていますが、いまだに授業の前は緊張しています。

しかし 、緊張し苦手だからといって話ができないかというとそういうわけではなく、
毎日のように授業はしているし、何百人の人の前で長時間話をすることもあります。

つまり、“苦手なこととできないことは違う”ということなのです。

「何を当たり前のことを言っているのか」と
思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
私はこれに気付くまでには、
「苦手だから、初めてだから、わからないから、できない」
と思い込んで、やらない理由にしてきたことが多かったなぁと感じています。

 

例えば、「数学が苦手だから」文系の学部に進学したり、

「英語が苦手だから」海外旅行をしなかったり。
今振り返ると、自分で自分の選択肢を狭めて
もったい ないことをしたのかもと思っています。
「苦手だから、初めてだから、わからないから」やらなかったら、
いつまでたってもできるようにはならない、
そのことで今までどれだけ損失を生んでいたのかと考えるとぞっとしました。

CTN（コミュニケーショントレーニングネットワーク????）の講座に参加して、
「苦手、不安、怖い」といった感情に左右されずに、
「自分が何を手に入れたいか、どんな結果を創り出したいか」
という意図にそって行動するセンスを身に付けることで、
「苦手だからやらない」ではなく「苦手。そして、やる。」、
「初めてだから不安。そして、やる。」ことが多くなりました。

例えば、パソコンの表計算ソフト。
関数の入ったシートにデータを入れると自動で計算してくれて、
グラフを創ってくれたり、データを処理してくれたりするもので、
職場や家庭で活用されている方も多いのではないでしょうか。

私は文系で数学が苦手だから、自分で関数を使って活用などできないと思い込み、
生徒の成績処理などで必要な場合でも、得意な人に作ってもらったシートをコピーして使うぐらいしかしてきませんでした。
しかし、人が作ったものだと、どこか痒いところに手が届かないようなところがあっても修正を頼みにくかったり、
何かトラブルがあっても何が原因かわからず、そんなときに限ってシートを作ってくれた人も

忙しそうで、
助けを求めたくても求めにくかったりするのです。

そこで、 数学は苦手なまま、自分で関数を使ったシートを創るようにしてみました。
すると、自分の思ったようなデザインでデータの処理もできるし、
自分で創っているから何かトラブルがあっても自分で修正できるし、
やってみると、そんなに数学は関係なくて、データの処理以外にも文章作成、情報共有にも

活用できたり、
どんどんできることが増えていきました。
そして、それまで手作業で５０分かけてやっていたことも、
自動化によって５分でできるようになるなど、
効率が上がり、ゆとりが生まれ、読書をする時間が増えるといった結果も手にすることができました。

やってみると、大抵のことはできるようになるもんです。

おそらくみなさんも、意識していな いだけで、
苦手なままやれていることの一つや二つ、既にあるのではないでしょうか。

そして、今やれていることも全て「初めて」やったときがあるはずです。
できることが増えたら、いろいろな可能も広がっていきますね。

いろいろな可能がある中で、自分の意図にそって自分で選択をしていくことが、
“生きる甲斐のある未来”に繋がると思っています。
そして、生きる甲斐を感じながら生きる人を増やしたいという意図から、
このブログというものも「初めて」書きました。

 

お読みいただきありがとうございます。

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