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2021年12月08日

急に何もしたくなくなった自分の局面を打開・・・したのは、自分を許すことでした。

岸英光自分自身の生き方、変化、成長仕事、ビジネス、経営、組織づくりCTNブログ

東京に住んでいる田中です。メーカーに勤めています。パラダイムシフトコミュニケーション🄬と出会ったのは2017年、単身赴任で大阪にいる頃でした。友達に誘われて講座の初回を見学して数分後には「これはわたしが欲しい世界!」となり、すぐに飛び込んで1年半基礎トレーニングをし、今も楽しみながら、ここで扱う『コミュニケーションセンス』を深めています。

さて、つい最近体験した『なぜかなにも進められなくなってしまった』話をさせてください。
今やっている仕事は自分で創ったプロジェクトで、これがやれるとなって意気揚々と進めていました。そもそも私はやりたがり屋で、前例のないことや向かい風の荒野を行くことが三度の飯より好き・・・な人種です。会社において誰もやって来なかった問題の解決に取り組んでおり、いきいきしていました。それがあるときから、体も頭も動かなくなったのです。

仕事以外のことも、なぜか止まりました。例えば、書くことになっている文章を自分で期限を決めても書かない。たとえ書いても形にならない。本当の期限が来ても書かない。多くの人に心配をかけても書けない。それから、大切な方へお届けすることにした絵を描くのも止まりました。描けないし、描かない。どれをとっても自分からわざわざ機会を得、生みだすことにしたもの。

自分が動けないし、動かないのはどうしてなのか、自分でもわかりませんでした。

そんなとき、手にとったパラダイムシフトコミュニケーション🄬の本*(ときどき振り返って見直すのにとっても便利な本があり、手元に置いています)から次のフレーズが目に入ってきました。
「機能していないパラダイムを何とかしたいのであれば、自分に“許可”を出すのです。」
*岸英光監修、山本美保著、医療現場の人間関係につまずき「ナースに向いてないかも・・・」と思う前に試してみたいコミュ力アップ術25、メディカ出版、p97、2019

「ん、許可を出す?
許可って、なんだっけ。」

そこで『機能していない』自分を観ることにしました。

すぐ思い当たるのは、一緒に仕事をやっている同僚*のことでした。その同僚は行動や発言が速く、スケジュールを早々に組み立ててそれを実行します。会議で使う図表も鮮やかで、周りも歓迎し、ものごとが進みます。ところが、私にとって困ることもありました。私が別の人に進めていただいていた活動の『目的』や『目標』がいつのまにか変わっていたり、そこで育てていたことが断ち切れになったりしました。(*同僚にはブログにすることの許可を得ています)

それに対して、私はどうしていたのか。
その方には「困る」とか「こうしてほしい」等を直接会話してお伝えする一方、「自分とは別だけれど、その人のやり方や考え方は成果もあがるからよい。何よりプロジェクトに参加している人たちのやりたいことをうまく拾っている可能性がある。そのままやってもらおう」と考え、相手を積極的に受け入れていました。

しかし、
勝手に変えないで
じっくり進めさせてよ
もともとの意図を共有しようよ
変える前に意図をきかせてよ
奪わないで

という私に起こる『反応』のようなものが自分の中にくすぶり続け、私の中の『ひっかかり』となっていました。それらはやり場を失い、吠える前に警戒してグルグル・・・うなって構えている、そんな状態を創り、戦闘的な体制状態!

でも、
自分のやり方ややろうとしていることは通用しないのだ、間違っているのだ。
相手に、状況に、自分は自分で敗北した状況にし、自分を否定している状態も
同時に作っていました。
やりたい・守りたい・主張したいもあるのに、
それを否定し、自分が行動するのを禁止しているのでした。

ここまで来て、その本をもう一度見てみました。
「機能していないパラダイムを何とかしたいのであれば、自分に“許可”を出すのです。」

その時、
「あ、『許可』は、相手に対してではなく自分に対してやることだ」と気づきました。
それはやってなかったし、すぐにやれそうです。
自分の内側に、久しぶりに力が戻ってきました。

自分に許可していないものは?

自分のやり方。
スピードは速くないけれども自分のやり方も、スピードの速い若い同僚と並行して進めても良い。
それが軌道に乗るまでもたつくかもしれないけれど、それも良しとする。
自分は、自分の創ろうとしているものへの行動を自分にさせて良い。
そこで起きる『ずれ』や『違い』があってもいいとする。

「そうか、相手のことは許容していたけれど、自分については許していなかったのだなあ。」

こうして自分について許可を続けていたら、『すべての停止状態』から抜けていました。
仕事の2つのプロジェクトも、そのほかのことも動き出しました。
約2か月と2週間、つらかったです。でも、ほっとしました。

「意識できないけれどその人を止める力、あるいは作用というものが人間にはある。それが『パラダイム』*の分野だ」と、聞いていました。今回は、『許可』することだけで、あんなにもがき苦しんでいた自分から、いきいきする自分に一瞬でもどれたのでした。
*パラダイム:価値観の枠組み、詳しくは講座で学びます。

その後、新たにいろいろ起こりますが止まりません。プロジェクトの参加者の皆さんそれぞれとコミュニケーションをとり、その中で自分の狭さにも新しくまた気づき、プロジェクトも私自身も止めず前進しています。

人や組織が前進するのはおもしろく、それに挑戦することもとてもおもしろいと思います。そして無意識に人を止めるものでもある『パラダイム』を扱う分野は、前進や挑戦にとって決定的なサポートになると感じます。前進できるということは素直に嬉しいです。世界も自分も、もっとそうありたいようにできるのですから。

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