こんにちは
私は福岡県に住む看護師です。

看護師として働いてきましたが、
最近、患者になりました。

ある日、身体の異変に気付きました。
「おかしい」

それから、検査の結果が出るまで
生きた心地がしませんでした。

主治医から検査結果がでたと連絡があり、
病院にいきました。
誰もいない夕方の外来で結果を聞きました。

病名は「癌」

たくさんの癌の患者さんを看護しましたが、
「人生終わった」
「もう死ぬんだ」
想像以上に動揺し、息ができず、手が震えました。

周囲の人からいろんな言葉をかけられました。

「なんで癌になったの」
「なんで気づかなかったの?」
「また元気になってすぐに戻ってこれるよ」
「まだ全然元気だから、大丈夫」
「そんな寝込んでたら動けなくなるよ、動かないと」
「癌になってなくても、人はいつか死ぬんだから」
「私のために生きてほしい」
「○○病院になぜいかなかったの?」

周囲の人の言葉は、
「なんで病気に気づかなかったのか」と
責められているように感じたり、

「私の気持ちをわかってくれない」と感じたり、
その当時,私の孤独感は強くなっていくばかりでした。

 

私は看護師だから、
自分の人生なんだから、
しっかりしなければ、
泣き言を言わないようにしようと思うようになりました。

そして、私の口癖は「大丈夫」になりました。

母にも心配や負担をかけたくなくて、
病状のことや治療のことを聞かれても
「大丈夫、自分でできるけん、何もせんでいい」
「大丈夫、病院がちゃんとしてくれるから」と
話さないでいました。

ある日、
母が泣きながら、怒りながら電話をかけてきました。

「頼りないかもしれないけど、頼ってほしい。家族なんだから。」

「自分でするから、できるからいいのに・・・」と思いながら、
癌と診断されて半年後。

その時初めて母に、
なぜこの病院にしたのか、
この治療を、手術を受けるのか、
治療の副作用について、
今後の治療についてちゃんと話をしました。

母はすべてを聴いた後、静かに言いました。

「幸せになりなさい。
今は辛いだろうけど、幸せになりなさい。」

それを聞いた時、はっとしました。

私は癌になって、
なんとなく思い描いてた未来じゃなくて、
治療が辛くて、死にたくて、
今まで通りに働けなくって、
もう未来にはもう不幸なことしかない。

「癌患者に幸せなことはない」というパラダイム(※)が、
私にはあるんだなと気が付きました。

気が付くと同時に
目の前がパーっと開き、
「私が幸せと感じることをたくさんしよう」
そう思うようになりました。

母からの言葉をきっかけに、
「癌患者に幸せなことはない」というパラダイム(※)が、
「癌患者に幸せなことがある、あっていい。」にシフトしたのです。

幸せと感じることは、

旅行に行くこと、
有名な旅館に泊まること、
とか、特別になにかしなければと思っていました。

しかし、最近では、
家族で何気ない会話で笑ってるとき、
母の手料理を美味しいと食べられるとき、
友達と会って話すとき、
ゆっくり眠れるとき、
吐き気がないとき
痛みがないとき
頼れる家族や友人が元気でいてくれること
などなど、ただ普通の日常に
「幸せだなぁ」「生きてるなぁ」と感じます。

そして、家族や友人との関り方もずいぶん変わりました。

死への恐怖、病気、治療への不安はありますが、
これからも「幸せに感じること」を探して、
幸せに生きていきます。

※パラダイム…価値観の枠組み。
詳しくは、
「パラダイムシフトコミュニケーション®」で扱います。

 

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