「誰もが生きやすい社会を創る」という意図のもとにLGBTの啓発活動を開始。岩手県盛岡市議に25歳で当選してから、よりパワフルに活動の場を広げることができました。
きっかけは本屋のオーナーさんから
知人の本屋さんのオーナーが、コミュニケーショントレーニングネットワーク®︎の講座の告知をインスタグラムに投稿していました。オーナーのお話を聴いて、「この方がこんなにおすすめするなら行ってみようかな」と思ったのが参加のきっかけです。
LGBTも生きやすい世の中をパワフルに創りたい
講座に参加する前は、いわてレインボーマーチ(※)の活動を始めたころでした。
地方では、LGBTの当事者が生きにくいという背景があり、当事者の一人として私も生きづらさを感じていました。
しかし、活動していく中で仲間も増え、社会にも認められ始め、LGBTの人々がさらに生きやすい社会を創っていきたい、そしてレインボーマーチの活動をもっとパワフルにしたいという目的で講座に参加しました。
※「いわてレインボーマーチ」とは、 胸を張って堂々と自分らしく生きる人を増やすための団体です。
意図を明確にするとパワフルになる
講座に参加してパラダイムシフトコミュニケーション®️のセンスを活用していくうちに、「意図ありき」で行動するようになりました。普段は、グラフィックデザイナーの仕事もしていますが、制作する際は実現したい未来(意図)から逆算して、レイアウトやコピーを考えるようになりました。その結果、なぜこうデザインしたのかを明確に説明できるようになりました。
これはLGBTの活動にも活かされていて、「誰もが生きやすい社会を創る」という意図があって、その意図から様々な立場を取った行動ができています。意図に沿っていると本当にパワフルに動けるのです。
時には感情に左右されたり、抵抗があったりするのですが、意図に立ち返るコミュニケーションセンスによって、感情にまみれないクリアな状態で対応できて助かっています。
市議会議員になってさらに活動の場が広がる
講座参加後、若者や女性、様々なマイノリティの声を代弁したいという気持ちが強くなり、盛岡市議選にチャレンジしました。結果は、44人の立候補者中、2位で当選。市議という新しい立場が増え、これまで以上に自分の器を大きくして、より多くの人々に発信していき、誰もが生きやすい社会を創るという目標に向けて走っている最中です。
多様性ある社会には、コミュニケーションがとても大事
自分と違う人と接することで、可能性が開かれると感じます。「多様性」という言葉は、今はキラキラする言葉として扱われることが多いです。
実際に様々な人と接することは心地良いだけではなく、時には心地悪いこともあります。でも、その心地悪さを排除せず、受け取ること、許容することで、想像していなかった展開になることがあります。
相手の存在を受け取りながらも、自分に持っているものが抵抗に合わない。そうすると潜在能力が発揮できます。多様性が排除されず、受け取り合うコミュニケーションが、これからの未来では益々重要になってくるのではないでしょうか。
パワフルに軽やかに生きたい方へ
この瞬間も悩まれたり、停滞を感じている人。逆に今もう既にパワフルに行動されている人も、このコミュニケーションセンスを身につけることで、よりクリアになり、パワフルに軽やかに物事に取り組むことができるのではないかと思います。