「やらされ感の私」さようなら！

こんにちは。
私は13歳の息子と8歳の娘を育てながら、福岡で看護師の仕事をしています。

今から約７年前、娘が1歳になってすぐ、育児休暇明けで看護師長になりました。
それまでの私は、副師長経験がたった2年、もっと言うと入社して4年弱で師長に昇進したので、やる気だけはありましたが、わからないことだらけで・・・

次から次に起こる色々な問題に直面し、次第に「自分が師長になりたくてなったんじゃないのに。なんで私ばっかりこんなにきつい思いをしないといけないの。」と辛く苦しい思いを抱いていました。

家庭では、子どもが小さかったため、保育園のお迎えは延長しても夜7時まで。
それまでには到底仕事は終わらず、子どもを急いで迎えに行き、2人の幼い子どもを連れて職場に戻り、夫の仕事が終わって子どもだけ渡して、さらに仕事を続ける日々。

何か職場でトラブルがあれば、夜中までその処理に追われ、その後、看護管理の課題を朝までやることもあり、私自身、本当に疲弊していました。

そして、仕事効率は悪くなり、精度も低くなる一方でした。

そのくせ、理想だけは高く、スタッフに「～すべき」とか、「～するのが当然」という言葉をよく使っていました。
そうすると、年上の部下は反発しますし、業務改善しようとしても阻止されます。
先輩は後輩に強く指導し、後輩は落ち込み、場合によっては、辞めてしまうこともあり、先手を打つことができず、悪循環でした。

そんな時、CTN（コミュニケーショントレーニングネットワーク®）の講座に出会いました。 

衝撃でした。
「自発的な意図をもって行動すれば、もっとパワフルになれること、軽やかに結果を出せる」というのです。 

 

そう考えると、今まで私がやってきたことが馬鹿らしく思えました。
私が看護師長になってやってきた仕事のほとんどは、全く自発的ではなく、「やらされ感」でやっていたことに気づいたのです。 
「とても苦しくて辛い思いをしなければ結果が出ない。」というパラダイム（※）　が私の中にあることも分かりました。

そこで、師長としての私の自発的な意図が何か考えてみると、「みんなが生き生き働ける病棟を創る」ことでした。
また、私自身が「子どもに誇れる、生き生き仕事をするお母さんになる」という思いがありました。

このような意図がはっきり見えると、何でも思い切って行動できるようになりました。
「今日は絶対帰るぞ！」という日は定時に帰り、「今日は残ってしっかりやるぞ！」という日はとことんやれちゃいます。

以前は、大変な業務だと思ってやっていた勤務表作成も、今は「スタッフみんなが勤務表を見たとき、よし！来月も頑張るぞ！！と力が湧く勤務表を創る。」という意図で作成しています。

すると、勤務表作成が楽しくなり、他の師長の１／３以下の時間で作成できています。
現在は仕事の効率も精度も上がり、病棟管理だけでなく、様々な業務や教育のプロジェクトを任され、結果を出しています。
それも全く苦ではありません。

スタッフとのコミュニケーションにしても「～してくれると助かるなあ。」「～だととても残念だよ。」「ありがとう。嬉しい。」と素直に会話できるようになりました。
スタッフからは「本当にこの病棟は人間関係がいいから働きやすいです。」「この病棟でずっと働きたいです。」との声をよく聴くようになりました。

また、手伝いに来てくれた他の病棟のスタッフからも「ここの病棟は忙しいけど、みんなが協力し合って生き生き働いているから、私もこの病棟に異動したいです。」と言ってくれるまでになりました。

今、私は「失敗しても成功しても生き生きワクワク生きれる優しさ溢れる社会」を創りたくて活動しています。

そう目指す方向が見えてから、地域や学校で活動する場も増えてきました。

今は私をここまで変化させたセンスを、自分が学ぶだけでなく、自分で伝えていきたいと思い始め、講師としてセンスを伝える側までになりました。

これからも、私の人生に起きることを「やらされ感」なんかではなく、意図をしっかり持って、自身の選択から行動し、パワフルに結果を出す自分であり続けます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

※パラダイム･･･価値観の枠組み。詳しくは、「パラダイムシフトコミュニケーション®」で扱います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・