福島県で貸し切りのマンツーマン美容室を営んでいる鈴木マリカでscissors*

              

わたしは、自閉症や多動症などの発達障がいのある子どものカットをサポートし、ゆくゆくは理美容室の椅子にひとりで座って最後までヘアカットできるよう、トレーニングしていく取り組みを行っています。

発達障がいの子どもの中には、ヘアサロンに行けない・じっとしていられないので断られる子がいるということを知り、このままではいけないと感じたからです。

 

先日、5月に受けたその講習会のことをお店のブログにUPした直後、初めての予約が入りました電話

 

もうすぐ4歳になるという男の子。(^-^)

脳性麻痺の後遺症の影響があり、知らない環境(場所や人など)に慣れるのに困難があるとお母さんから伺っています。いつも、寝ているスキにご両親がこっそり切っているとか。

そこで、カットの日の前に、一度下見にいらしていただき、もし店内に入れるようなら入ってみてくださいと電話で伝えました。

 

そして、来てくれました。  

 

おるてがおるてがおるてが 親子(ママ&男の子) おるてがおるてがおるてが

 

抱っこの状態で入店。

(心の声…おお、入って来れたfrightodoroki

     

 

とびっきりの笑顔で迎えましたsmile

すぐ逸らしますが、ちゃんと目を見てくれていますme

    

 

まず今日は、美容室という場所とわたしという人間に慣れてもらうことを意図して、彼に安心で安全を感じてもらえるよう、彼の存在と一緒に居続けることをしました。

 

 

2016-07-11 23.57.51.jpg

  

 

最初はお母さんにしがみつき、扉の方を見て「帰るイヤ」「やんないぐすんと言いながら逃げ回っていた彼も、少しずつ美容室の不思議な空間に興味を持ち始めたのか(変わったものがあちこちにディスプレーされているので)、止めどなく話したり歌ったり踊ったりと、次第に笑顔を見せ始めました。

    

 

それでも「帰るイヤ」「やんないぐすん」は言い続けています。 

 

 

 

2016-07-11 23.57.41.jpg

 

 

その全てをOKOkとして、しっかりと受け取っているうちに、だんだん場に慣れて来たような感覚があったので、試しに「○○ちゃん、おいで~」とニッコリ笑ってニッコリ、遠くから呼んでみました。

    

 

するとびっくり!!笑顔が急に歪み、泣き出してしまったのです号泣 

   

 

まずいことをした?!汗と一瞬焦りましたが、そうじゃない、いま戦っているのかも…。そんな気がしました。 

そして泣いている彼をお母さんが受け取り、わたしも一緒に傍で受け取りました。

 

すると、お母さんの胸でワンワンとしばし泣いた後、またケロッと笑ってお母さんの腕から飛び出し、何事の無かったかのように先ほどの様に踊り出したのですジタバタ

    

 

2016-07-11 23.57.22.jpg

 

 

わたしはその彼を感じ、喉が詰まるほど泣きそうになるのをこらえました。

    

 

すごくすごく、がんばっていたんです。

そして、こらえきれずにお母さんの胸で泣き、感情を味わって、そしてまた場に(現実に)居続けてくれたのかもしれません。

    

 

わたしが「おいで」をした時、自分を迎えてくれる第三者の受け入れがすごく怖かったかもしれないし苦しかったのかもしれない(あくまで“かも”ですが)。それでも現実と戦っていたのだろうかと思うと、ちいさい体でよくがんばったなと…涙

     

 

そしてそうだとしたら、それほど本当は愛を受け取りたいのだろうなとも感じました。

 

全て、憶測でしかありませんが、もしそうだとしたら?というところに立つと、何が何でも彼にはひとり立ちして欲しい!と改めて、美容師として自分に出来ることの立ち位置を確認しました。

ちょっとずつでいい、ゆくゆくはひとりでヘアカット出来るように。

      

 

そうこうしているうちに、時間が来て、そろそろ帰ろうということに。

 

ところがビックリ

 

全く帰ろうとしないのです!

あれほど「帰る」「やんない」イヤイヤと言い続けていたのに。

お母さんも戸惑う程、なかなか帰ろうとしません。

 

最終的に予約のお客さまがご来店されたので、抱っこして帰ることになったのですが、わたしはその時にお菓子をひとつ渡そうと思いました。

 

初めはなかなか受け取ろうとしてくれなかったのですが、最後の最後でそっと掴んでくれたのですTE+。彼に少しだけ、受け入れて貰えたような気がしてとても嬉しかったです。ほっこり

 

IMG_20160711_235654.jpg

  

 

お帰りの際、お母さんが真剣な表情で振り返り、こうおっしゃいました。

 

「この子が人から物を受け取ったの初めてです・・」と。

 

この日の一歩は大きな一歩でした。

わたしはこの子に何かしたわけではありません。

評価も色も付けず“存在とただ居る”こと。

それだけで人は本当の自分を現せたり、人の魅力や能力を引き出せるのかも。

 

次の一歩も一緒に歩んでいきます。

 

IMG_20160712_205655526.jpg 

    

  

 

 

追記:後日、また大きな一歩を踏み出してくれました歩く

その時のことは、また別の記事でUPしようと思っていますsmile

お読みくださいましてありがとうございました。

  

  

 

  

 

 

あじさい。nanaajisai☆☆nanaあじさい。nanaあじさい。nana

 

 

 

 

 

ひまーり東京で発達障がいに関する講座を開催します!

発達障がいを個性として生きて行く

ー親や教師、その子の成長を願っている人が

子どもの成長や前進を止めないためにー

 

日時:2016.8/11(木)14:00〜18:15(開場13:30)

講師:池田光余

対談:池田光余/板谷友香里

定員:30名

場所:文京区区民センター

 東京都文京区本郷4-15-14 文京区民センター4階

 (都営三田線・大江戸線A2出口直結)

 http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754 

参加費:3,000円(税込)

託児:1,000円(税込)

会場の隣の部屋でチャイルドマインダーの資格を持つ者が担当しま

主催:NPO法人sopa.jp

詳細・お申し込み

http://kokucheese.com/event/index/407071/

 

 

 

 

 

ひまーり ↓CTN講座の全国のスケジュールはこちら↓

http://www.communication.ne.jp/schedule.html